読書は心豊かな人を作る

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日本語[編集]

成句[編集]

(どくしょはこころゆたかなひとをつくる)

  1. 読書人格向上大きな影響力持っていること。
    • フランシス・ベーコンは、Reading makes a full man(読書は全人を作る)と言った。しかし、単に読むだけで人格の向上が図られるわけではない。良き本を選び、その著書の世に訴えようとするところを吸収し、自己の思想発展のよすがとすべきであろう。――READING MAKES A FULL MAN」『法曹』第218号、法曹会、1968年12月。
    • 又、読書は心豊かな人をつくる(Reading makes a full man)というフランシスベーコンの随筆集の言葉にあるように、心豊かな老令期を過ごすためにも再び色々な本を読み漁ろうは思っている今日此の頃である。――上野留夫「無趣味が趣味」『熊本同門会誌』第80号、熊本大学医学部小児科同門会、1993年7月、 12頁。

由来[編集]

  • イギリスの哲学者・フランシス・ベーコンの『随筆集』「50 学問について」の中に見える言葉。
    • 読書は心豊かな人を作る。談話は用意のある人、書き抜きすることは確実な人にする。そしてこのようなわけだから、もし人が書き抜くことが少ないとすれば、非常な記憶力を持つ必要がある。もし談話することが少なければ、即座に役だつ心をもっている必要がある。そしてもし、読むことが少なければ、いろいろ要領をよくして、自分の知らないことも知っているように見えるようにしなければならない。――「随筆集」『ベーコン成田成寿訳、中央公論社〈世界の名著 20〉、1970年7月、216頁。

異表記・別形[編集]

  • 読書は全人を作る

翻訳[編集]

  • 英語: Reading makes a full man.

参考[編集]

  • 『世界ことわざ金言辞典』成田義任編、一歩社書店、1959年5月、74頁。
  • 『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、812頁。