ramma

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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アイヌ語[編集]

カナ表記 ラㇺマ

発音[編集]

副詞[編集]

ramma

  1. いつもずっとあいわらず。普段ふだんから。
    • オロネシ/アウンチセタ/エカンヒネ/ランマカネ/アナンアワ/オルシネアンタ/カムイヤブン/コドリミムセ[1]
      oro nesi / a=uncise ta / ek=an hine / ramma kane / an=an awa / or sineanta / kamuy yap _hum / koturimimse
      そうして/私が自分の家に/戻って来て/いつものように/暮らしていると/ある日/神が上陸する音が/鳴り響いた。
    • ランマ ネノ アニ アン?』[2]
      ramma neno an h_i an?’
      いつもこんな姿なのか?』
    • ランマカネ・/カツコロ・カネ・/オカアンヒケ/フチイタク・/チホッバ・イタク・/エネオカヒ・[3]
      ramma kane / katkor kane / oka=an hike / huci itak / cihoppa itak / ene oka hi
      いつもいつも/変わりなく/暮らしていたが/おばあさんの言葉/言い遺した言葉は/こうだった。
    • シチョㇿポ クン インカラ ナクス ランマ ネア イ ネノ[4]
      sicorpok un inkar=an akusu ramma nea h_i neno
      私の下を見やると、依然として
    • ランマ オロ タ アㇻパアン ランケ。[5]
      ramma oro ta arpa=an ranke.
      いつもそこに行くのが習慣になっていた。
    • オロワウン ネノ ランマ イモㇱマ ソモ エヤイヌ コㇿ[5]
      orowaun neno ramma i=mosma somo e=yaynu kor
      それからそのようにいつも私だけを思って

出典[編集]

  1. 鍋沢元蔵 (1928), Nabesawa-1 kamuyyukar (1), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  2. 平賀さだも (1969), “11-4 ウエペケㇾ「ユペッホントムンクㇽ」(湧別の中流の人)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  3. 鍋沢元蔵 (1928), Nabesawa-1 yukar (1), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  4. 平目よし (1969), “19-4 ルパイェユカㇻ「ポイサルンクㇽ」(若い沙流の人)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  5. 5.0 5.1 平賀さだも (1969), “10-3 ウエペケㇾ「ウラユシウンクㇽ」(ウラユシの人)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月