出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- (東京式) ちなむ [chìnáꜜmù] (中高型 – [2])
- IPA(?): [t͡ɕina̠mɯ̟ᵝ]
- (京阪式) ちなむ
ちなむ【因む】
- (自動詞) (ついでのこととして)関連する。
- なるほど来年は寅(とら)年というわけで、相変らず干支(えと)にちなんだ話を聴かせろというのか。いつも言うようだが、若い人は案外に古いね。(1937 岡本綺堂 『虎』)
- (自動詞) (名前や記念物などの)由来とする。
- 記念硬貨のデザインは、桃太郎伝説にちなんで犬、雉、猿の図柄となっている。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | ちなまない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | ちなもう | 未然形音便 + う |
丁寧 | ちなみます | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | ちなんだ | 連用形音便 + だ |
言い切り | ちなむ | 終止形のみ |
名詞化 | ちなむこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | ちなめば | 仮定形 + ば |
命令 | ちなめ | 命令形のみ |