深度化

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日本語[編集]

名詞[編集]

深度(しんどか)

  1. 内容を深めること。
    • 今回は、自動運転の導入により想定される都市への影響について、仮説の定性的・定量的な深度化を図るとともに、都市交通・都市交通施設のあり方を議論します。(国土交通省、平成30年10月18日報道発表資料)〔2018年〕[1]
    • なお、同書面には、本契約の締結や本件ビルの開業等については、今後工事工程計画の深度化・行政検査により変更の可能性がある旨が注記されていた。(名古屋高等裁判所判決)〔2019年〕[2]
  2. より地下深く掘削すること。地下構造物をより深い位置造ること。
    • 駅の複雑化、深度化に対応するため、個別の駅構造に応じた排煙設備の能力を算定する方法に改定。(総務省消防庁、「地下鉄道の火災対策検討会」検討結果概要)〔2003年〕[3]
    • これはよろしく政府が補助金を増額して深掘を奨励すべきだと論拠を代えて楽観論を固持した商工省当局もこれに動かされたのか、昭和九年度予算編成に当り改めて試掘の深度化に関する経費を計上せんとしたが(報知新聞「危局を前に資源陣の再検討」)〔1935年〕[4]

類義語[編集]

動詞[編集]

深度-する(しんどか-する)

  1. (他動詞) 〔それの〕内容を深める
    • 現在は、端的に申し上げれば、実用化に向けた技術開発を更に深度化させている段階、その評価をするためのデータを蓄積している段階というのが端的なお答えになろうかと思います。(三日月大造、第174回参議院国土交通委員会)〔2010年〕[5]
    • また、海難防止に効果的な情報を提供するため、海難審判で明らかになった個々の海難事件の原因や態様について、多角的かつ深度化した分析・研究を行う。(内閣府「平成18年版交通安全白書」)〔2016年〕[6]

活用[編集]

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  1. 報道発表資料「自動運転を見据えた将来の都市交通等のあり方について議論します」平成30年10月18日(国土交通省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi09_hh_000045.html 2019年7月19日参照。
  2. 平成29(ネ)574、違約金等支払請求控訴事件、平成31年2月7日、名古屋高等裁判所 http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/618/088618_hanrei.pdf
  3. 「地下鉄道の火災対策検討会」検討結果概要(総務省消防庁省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/kento283.html 2019年7月19日参照。
  4. 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 日本(26-031)「報知新聞 1935.1.31-1935.2.7 (昭和10)」 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00485004&TYPE=IMAGE_FILE&POS=1&LANG=JA 2019年7月19日参照
  5. 「第174回国会参議院 国土交通委員会議事録 第3号(平成22年3月19日)」p. 3. 国会会議録検索システム http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/174/0064/17403190064003.pdf 2019年7月19日参照。
  6. 『平成18年版交通安全白書』(内閣府ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h18kou_haku/keikaku/00020009.html 2019年7月19日参照。