準静的

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日本語[編集]

形容動詞[編集]

(じゅんせいてき)

  1. (自然科学) 状態変化の形態の一種で、変化や動きが起きており状態は時間変化しているが、各瞬間では静的平衡状態(釣り合い熱平衡など)にあると見なせるさま。平衡状態を前提に導出された各種の理論や法則が適用できる。
    • 2020年、辻拓也「ソフト粒子系の離散粒子シミュレーションモデル開発」[1]
      ソフト粒子の初期形状は真円とした.上下の並行平板を準静的に移動させることによりソフト粒子を圧縮した.
    • 2022年、夏目龍之介ほか「折り紙に着想を得た転倒防止装置の可搬性と伸展特性に基づく設計」[2]
      目標とする短辺リンクの相対運動を実現するための拘束要素を提案し,準静的な運動学解析により,目標の運動を実現できる設計例を示した.

関連語[編集]

活用[編集]

翻訳[編集]

脚注[編集]

  1. 辻 拓也, ソフト粒子系の離散粒子シミュレーションモデル開発, ホソカワ粉体工学振興財団年報, 2020, 28 巻, p. 64-67, 公開日 2021/05/25, Online ISSN 2189-4663, https://doi.org/10.14356/hptf.18108 CC BY 2.1JPで公開
  2. 夏目 龍之介, 干場 功太郎, 菅原 雄介, 武田 行生, 下野 智史, 折り紙に着想を得た転倒防止装置の可搬性と伸展特性に基づく設計, 日本IFToMM会議国際シンポジウム講演論文集, 2022, 5 巻, 5巻 (2022), p. 9-16, 公開日 2022/07/26, Online ISSN 2436-9330, https://doi.org/10.57272/jciftomm.5.0_9 CC BY 4.0で公開