しあわせ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

名詞[編集]

しあわせせ、せ】

  1. (当人の意思によらない)巡り合わせ運命
    • 「君は一家族が全滅するが、知らないかね」客はびっくりしたが、海石がどうしてそんなことを言うのかその理由が解らなかった。海石は言った。「久しく逢わなかったが、君はこの頃、どうもしあわせが悪いようだね」(田中貢太郎 『劉海石』)
  2. 幸運である、恵まれている様子。
    • しかも、世界中で一番美味い食品の数多くある日本に存在する生活のしあわせを考えては、たまらなくほほえましい。(北大路魯山人 『美食多産期の腹構え』)
    • 僕は東京に生れ、東京に育ち、東京に住んでゐる。だから、東京に対する神経は麻痺し切つてゐるといつてもいゝ。従つて、東京の印象といふやうなことは、殆(ほと)んど話すことがないのである。/しかし、こゝに幸せなことは、東京は変化の激しい都会である。(中略)殊に、僕の如き出不精なものは、それだけ変化にも驚き易いから、幾分か話すたねも殖えるわけである。(芥川龍之介 『東京に生れて』)
  3. 楽しさやうれしさで心が満ち足りている様子。
    • 男は始めて女を得た日のことを思いだしました。その日も彼は女を背負って峠のあちら側の山径(やまみち)を登ったのでした。その日も幸せで一ぱいでしたが、今日の幸せはさらに豊かなものでした。(坂口安吾 『桜の森の満開の下』)

類義語[編集]

語義3

対義語[編集]

語義2、3

翻訳[編集]

語義2

形容動詞[編集]

  1. 幸運である、恵まれていること。
    • 世間にも知られるほどの金持でありましたから、娘はりっぱな家に住み、食べ物から着る物まで、ほかの子供らには、とうていそのまねのできないほど、しあわせに日を送ることができたのであります。(小川未明 『笑わない娘』)

活用

ダ型活用
しあわせ-だ

翻訳[編集]