ぬすみみる
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日本語
[編集]発音
[編集]動詞
[編集]- (他動詞) 本来見てはならないものを、人に気付かれないように見る。
- 人様のものは、たとえ葉書一枚でも、見てはならないと、そういう母のしつけだったのです。ですから、美津子さんの原稿などを盗み見ることは、わたくしには出来ませんでした。(豊島与志雄『花子の陳述』1952年)
- (他動詞) 近くにいる人の様子を本人に気づかれないようにして、ちらちら見る。
- 電車を待つものの、気ぜはしい心持で、それとなく、女の方を盗み見ながら、プラツトフオームを行つたり来たりする。(岸田國士『軌道(黙劇)』1925年)
- つぎつぎと食卓に運ばれて来るお料理を、どうして食べたらいいのやら、まるで見当が附かないのです。いちいち隣りの王子のほうを盗み見て、こっそりその手つきを真似て、どうやら口に入れる事が出来ても……(太宰治『ろまん燈籠』)
活用
[編集]活用と結合例