出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字[編集]

字源[編集]

意義[編集]

  1. 日本の古称。
  2. (中国や朝鮮からの)日本の蔑称。

日本語[編集]

発音[編集]

固有名詞[編集]

  1. /やまと日本古称おおむね、7世紀頃までの呼称であり、自称もしていた。7世紀に、この国号を棄て、「日本」と称し、また、「倭」に代えて「」を、表わすのに用いるようになった。

参考[編集]

  • 後漢説文解字: 「倭」の項
    • <人部> 順皃人委(「順なる貌(すがた)。人に従い、委(ゆだねる)の声」)
    • なお偏旁は説文解字で多くの漢字に使われる定型句。意訳すると人部に属し、委と発音する。字の意味を説明している訳ではないので注意。説文解字は漢字の意味を調べるための字書ではない。
    • 詩経の“周道倭遟”(への道は曲がりくねり遠い)という句の引用があり、早くから成立していた字である事が窺える(この場合、倭は「曲がりくねり」の意味)。
  • 旧唐書・倭國日本國伝
    • 【白文】日本國者、倭國之別種也。以其國在日邊、故以日本為名。或曰、倭國自惡其名不雅,改為日本。或云、日本舊小國、併倭國之地。
    • 【訓読文】日本國は,倭國の別種なり。その國の日邊に在るを以て,故に日本を以ちて名と為。或ひは曰はく、倭國自ら其名の雅ならざるを惡みて、改め日本と為す。或ひは云はく、日本は舊(かつて)小國にして,倭國之地を併せると。
    • 【現代語訳】日本国は、倭国の別種である。その国が東にあるので、日本を国号とした。あるいは、その名が高貴でないのをいやがって、改めて日本と称したとも言われる。又、元々小国であった日本が、倭国を(攻めて)併合したものとも言われる。
  • なぜ倭が国名となったのかについては、背が低い意など古来より様々な説が挙げられているが、どれも根拠に乏しく俗説の域を出ない。その由来は現在も不明となっている。

熟語[編集]

中国語[編集]

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固有名詞[編集]

  1. (日本の古称)倭。

熟語[編集]

朝鮮語[編集]

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固有名詞[編集]

  1. (日本の古称)倭。

熟語[編集]

ベトナム語[編集]

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形容詞[編集]

  1. つかれた。疲労した。

コード等[編集]