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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

字源

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  • 不明。以下のような説がある。
    • 会意。「」+「(多いの意味)」。「おおあめ」を意味する。
    • 会意。「」+「口(器の象形)」。器で雨水を受け止めているさまを象る。
    • 会意。「」+羨符「口」。「こさめ」を意味する漢語 /*riiŋ/}を表す字。
      • 説文解字では誤って「雨」+声符𠱠」と分析されているが、甲骨文字を見れば分かるように「𠱠」とは関係がない。
        ただし、ここに示されている甲骨文字は「𩅟の古字)」であり、「𠱠」は「雹」の象形文字であるため注意が必要である。「霝」の甲骨文字は「雨」と「口」二つで構成される。

甲骨文字 金文

小篆

流伝の古文字
西周

説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義

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  1. 」の同字(『漢語大字典』掲載)。雨滴が落ちる。
  2. 」の通字(『漢語大字典』掲載)。効き目
  3. 」の通字(『漢語大字典』掲載)。善い

日本語

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表外漢字

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中国語

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*

朝鮮語

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*

文字情報

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U+971D, 霝
CJK 統合漢字-971D

[U+971C]
CJK統合漢字
[U+971E]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1027-1: 0x6C41
字典掲載
康熙字典 1376ページ, 30文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 42364
新潮日本語漢字辞典 (2008) 13906
角川大字源 (1992) 11032
講談社新大字典 (1993) 18603
大漢語林 (1992) 12634
三星漢韓大辞典 (1988) 1885ページ, 25文字目
漢語大字典 (1986-1989) 6巻, 4070ページ, 11文字目