一段落
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日本語
[編集]発音
[編集]名詞
[編集]- 文章中のひとつの段落。
- 1934年、海野十三「蠅」[1]
- そして最後に、自分が夢遊病者であって、妻を殺してしまったというところまで考えると、それで一段落になるのです。そのときは、いかにも小説の筋が出来たというように、大はしゃぎに跳ねまわるのです。
- 1934年、海野十三「蠅」[1]
- 物事の区切り。連続して続いていた事象が一旦終わる、あるいは落ち着いた状態になるところ。
- 1915年、夏目漱石「硝子戸の中」[2]
- 私はこれで一段落ついたものと思って、例の坂越の男の事を、それぎり念頭に置かなかった。
- 1915年、夏目漱石「硝子戸の中」[2]
用法
[編集]- 「ひとだんらく」と読まれることがあるが、これは誤読ともされる。この読みでは語義2に対して使うことが多い。
類義語
[編集]動詞
[編集]活用
[編集]活用と結合例
註
[編集]- ↑ 青空文庫(2005年5月26日作成)(底本:「海野十三全集 第2巻 俘囚」三一書房、1991(平成3)年2月28日第1版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1249_18627.html
- ↑ 青空文庫(1999年8月22日公開、2012年9月9日修正)(底本:「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房、1988(昭和63)年7月26日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/760_14940.html
- ↑ 青空文庫(2014年3月25日作成、CC BY 2.1 JP公開)(底本:Lang, Andrew (1889) "Cinderella, or the Little Glass Slipper")https://www.aozora.gr.jp/cards/001239/files/46348_23182.html
- ↑ 『ゲートキーパー養成研修用テキスト(第2版)』「11.ロールプレイシナリオ(被災地対応編) 仮設住宅編 ご遺族対応」(厚生労働省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/11-2-1-2.pdf 2020年10月7日参照。
- ↑ 青空文庫(2005年1月4日作成)(底本:「宮本百合子全集 第二十二巻」新日本出版社、1986(昭和61)年3月20日第4刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/33192_17354.html
- ↑ 青空文庫(2000年1月13日公開、2004年2月23日修正)(底本:「太宰治全集第七巻」筑摩書房、1990(平成2)年6月27日初版第1刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/307_14909.html