出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 象形(OC /*ŋ(r)ai/)。小さな台(まな板)に祭祀用の肉(多)が載っている形。肉を俎上に載せることを意味する語で、のち祭祀に関する語に用いられ、仮借して{宜/*ŋ(r)ai/よろしい}を表す。[字源 1]
- まな板の下部を除いた輪郭が「宀」に相当し、まな板の下部と祭祀用の肉(多)が「且」に相当する(且#字源とは微妙に異なる)。
- ↑ 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、933頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、337頁。
陳剣 「甲骨金文旧釈“䵼”之字及相関諸字新釈」 『出土文献与古文字研究』第2輯 復旦大学出土文献与古文字研究中心編、上海古籍出版社、2008年、13-47頁。
字典掲載
康熙字典 |
284ページ, 3文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
7111 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
2542 |
角川大字源 (1992) |
2054 |
講談社新大字典 (1993) |
3473 |
大漢語林 (1992) |
2497 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
561ページ, 2文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
2巻, 920ページ, 5文字目 |