出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- (東京式) きょーゆう [kyòóyúú] (平板型 – [0])
- IPA(?): [kʲo̞ːjɯ̟ᵝː]
梟雄 (きょうゆう)
- 残忍で強い英雄。「梟」は「猛々しい」「悪くて強い」の意。
『三国志』巻54・「呉書」周瑜魯粛呂蒙伝第9・周瑜伝
- 【白文】
- 備詣京見權、瑜上疏曰、「劉備以梟雄之姿、而有關羽張飛熊虎之將。必非久屈爲人用者(略)」。
- 【訓読文】
- 備、京に詣で権に見ゆるに、瑜上疏して曰く、「劉備、梟雄の姿を以て、関羽・張飛の熊虎の将有り。必ず久しく屈して人の用ゐるところと為る者に非ず(略)」と。
- 【現代語訳】
- 劉備が京(呉の都・鎮江)に参上して孫権に目通りした際、周瑜は上書して言った、「劉備は梟雄としての趣を備え、しかも関羽や張飛といった勇猛な将を抱えております。決していつまでも膝を屈して他人に使役されるような者ではございません(略)」。