言語化

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

言語 (げんごか)

  1. それまで言葉による表現説明がされて来なかったもの、あるいはできなかったものを、言葉で表現すること。
    • 2000年、成瀬厚「マトリックスから何が生まれるか? 」[1]
      本稿では、この作品の全体に深く関わってくる細部の哲学的問題を検討し、結局作品のなかで言語化はされない「マトリックス」に筆者なりの解釈を加えたい。
    • 2000年、山内惠子、第150回国会衆議院[2]
      みずからの悩みをさえうまく言語化できず、不登校や暴力という表現方法をとってしまう普通の子供への対応というものが見えないように思います。

動詞[編集]

言語する (げんごかする)

  1. (他動詞) (それまで言葉による表現説明がされて来なかったもの、あるいはできなかったものを)言葉で表現する。
    • 2017年、吉見俊哉「なぜ、デジタルアーカイブなのか? 」[3]
      そういうものを、言語化し記録として集め、場合によってはオーラルヒストリー、聞き書きとか、さまざまな活動の記録、ビラや日記とかも集め、集積することによって形式知、いわゆる言葉や文書、記録に転化させる。
    • 2019年、嘉田由紀子、第200回国会参議院[4]
      是非とも具体的に、現場の裁判官が頼ることのできる基準を言語化して、そして法制化まで持っていただけたらと思います。

活用[編集]

類義語[編集]

翻訳[編集]

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  1. 成瀬 厚, マトリックスから何が生まれるか? : 映画『マトリックス』の場所論的解釈, 地理科学, 2000, 55 巻, 2 号, p. 107-116, 公開日 2017/04/20, Online ISSN 2432-096X, Print ISSN 0286-4886, https://doi.org/10.20630/chirikagaku.55.2_107, https://www.jstage.jst.go.jp/article/chirikagaku/55/2/55_KJ00003720224/_article/-char/ja CC BY 4.0で公開
  2. 「第150回国会 衆議院 文教委員会 第4号 平成12年11月17日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/115005077X00420001117/53 2021年9月22日参照。
  3. 吉見 俊哉, なぜ、デジタルアーカイブなのか? ―知識循環型社会の歴史意識, デジタルアーカイブ学会誌, 2017, 1 巻, 1 号, p. 11-20, 公開日 2017/11/16, Online ISSN 2432-9770, Print ISSN 2432-9762, https://doi.org/10.24506/jsda.1.1_11, https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsda/1/1/1_11/_article/-char/ja CC BY 4.0で公開
  4. 「第200回国会 参議院 法務委員会 第6号 令和元年11月21日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120015206X00620191121/148 2021年9月22日参照。