開眼

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

 かいがん、かいげん)

  1. (かいがん)開けること。眼が見えるようになること。
  2. (かいげん)仏像仏画最終的に眼を入れを入れること。また、そのための法要
    • 武蔵国の御家人桑原左衛門入道という者、吉水の房で法然の教えを受けてから、国へ帰ることを止め祇園の西の大門の北のつらに住いして念仏をし、法然に参して教えを受けていたが、報恩の為にとて上人の像をうつして法然に差上げた。法然がその志に感心して自からその像に開眼してくれた。(中里介山「法然行伝」)
  3. (かいがん)真理を悟ること。
  4. (かいがん)物事の真理や本質を悟ること。芸道などでこつをつかむこと。
    • レオナルド・ダ・ヴィンチは、ルネッサンス時代の新鮮旺盛にめざめた科学への開眼で、その人種のあこがれを科学の力で実現してみようとした。(宮本百合子「なぜ、それはそうであったか――歴史・伝記について――」)

動詞[編集]


中国語[編集]

動詞[編集]

(kāiyǎn 簡体字:开眼)

  1. 目を開く。
  2. 見識を広げる。
  3. (仏像の完成に際して)目を入れる。