出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字[編集]

(学校で教えている筆順)
[1]

字源[編集]

  • 不詳。『説文解字』では「」+音符「」と誤った分析がなされているが、金文を見ればわかるように「」+「丨(または)」と分析すべき文字である。[字源 1]
    • 甲骨文字には「」+「」と分析できる字があるものの読み方には論争がある[字源 2]。字形上はこの字と西周以降の「成」に連続性はない。

甲骨文字 金文

簡帛文字

小篆

流伝の古文字
西周

戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、3411-3415頁。
  2. 蔡哲茂 「論殷卜辞中的“□”字為成湯之“成”——兼論“□”“□”為咸字説」 『中央研究院歴史語言研究所集刊』第77本第1分 2006年、1-32頁。

関連字[編集]

」を音符とする形声文字 (諧声域=*TENG)
端母 透母 定母
一等 平声 青韻
上声 迥韻
去声 徑韻
入声 錫韻
知母 徹母 澄母
二等 平声 耕韻 -
上声 耿韻 - - -
去声 諍韻 - - -
入声 麥韻 - -
章母 昌母 常母
三等A 平声 清韻 - 𢦩
上声 靜韻 - -
去声 勁韻 -
入声 昔韻
知母 徹母 澄母
三等B 平声 清韻
上声 靜韻 -
去声 勁韻 -
入声 昔韻

意義[編集]

  1. (自動詞)なるできあがる
  2. (他動詞)なすしあげる
  • 対義字:(しくじる、だめになる)

日本語[編集]

発音[編集]

あきあきらおさむさださだむしげ楠木正成) しげるたえなおなり川端康成) なるのりはかるはるひでひらふさまさみちみのるよし

熟語[編集]

中国語[編集]

*

動詞[編集]

  1. 成功する、げる。
  2. 〜しげる。
  3. 〜になる

形容詞[編集]

  1. よろしい、かまわない、大丈夫だ。
  2. すばらしい

量詞[編集]

  1. (割合)〜わり

人名[編集]

  1. 中国人のの一つ。百家姓第115位。

熟語[編集]


朝鮮語[編集]

*

依存名詞[編集]

  1. 純度を示す語。純金は10成。

人名[編集]

  1. 朝鮮人のの一つ。

熟語[編集]


ベトナム語[編集]

*

動詞[編集]

thành

  1. 〜になる

熟語[編集]


コード等[編集]

脚注[編集]

  1. 『大きな活字の楷行草筆順・字体字典』江守賢治 三省堂 1983年