出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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つ 教科書体
書き順

日本語[編集]

  • 平仮名
  • 五十音図: た行 う段
  • いろは順: 19番目
  • 字源: の草体という説が有力。
  • 促音の表記にも用いる。現代仮名遣いでは小書きにした’’をなるべく使うこととされている。

形式名詞[編集]

  1. (熊本弁) の、ん、もの。
    • あっかつばはいよ。(赤いのを下さい)
    • なんであぎゃんとこ行ったつや。(なんであんなところに行ったのか)

助詞[編集]

  1. 動作が交互に行われていることを示す。
    • 抜き抜かれ
    • 行き戻り

接尾辞[編集]

  1. からまでの和語の数詞、およびにつけて数を表す
    • 飴玉を二もらった。
    • 姪の歳が三になった。
    • かの疑問。

漢字[編集]

Wiktionary:漢字索引 音訓 つ#ツ参照


古典日本語[編集]

名詞[編集]

  1. みなと。特に天然地形を利用したものを言う。

助動詞[編集]

  1. (完了)過去に行われた動作・作用の完了を表す。
    • なよ竹のかくや姫と付け。(なよ竹のかぐや姫と名づけ。)
  2. (強意)意味を強める。きっと―。一般に推量の助動詞を接続した、「て-」、「つ-らむ」、「つ-べし」、「て-まし」の形で用いられる。
    • とまれかうまれ、とく破りむ。(土佐日記
  3. (並列)複数の事柄を並列する。
    • 抜き 抜かれ

活用[編集]

連用形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
つる つれ てよ

類義語[編集]

関連語[編集]

助詞[編集]

  1. (上代語) 体言(またはそれに準ずる語)について連体修飾語をつくる。

派生語[編集]

文字コード[編集]