充分

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日本語[編集]

別表記[編集]

形容動詞[編集]

(じゅうぶん)

  1. 条件満たされ不足のないさま。
    • もっともその前からその人がらについて充分な予備知識はもっていたのであるが、一度会って話がしてみたかった。(寺田寅彦『二十四年前』)〔1923年〕[1]
    • 特にうまい米は、もうそれだけで充分で、ほかになにもいらなくなってしまう。(北大路魯山人『お米の話』)〔1947年〕[2]

活用[編集]

ダ型活用
充分-だ

副詞[編集]

(じゅうぶん)

  1. 分量程度必要あるいはそれ以上あるさま。
    • 池辺君はその時からすでに血色が大変悪かった。けれどもその時なら口を利く事が充分できたのである。(夏目漱石『三山居士』)〔1912年〕[3]
    • その時、わたしとしては、やはり今一人の男を疑ってはいたのだけれども、充分確かな証拠があるわけではなし、それを獄中で絶交するのはあまりひどいと考え、わたしだけはその絶交に加わらなかった。(堺利彦『赤旗事件の回顧』)〔1927年〕[4]

発音[編集]

じゅ↗ーぶ↘ん

関連語[編集]

朝鮮語[編集]

名詞[編集]

充分충분

  1. (日本語に同じ)充分

中国語[編集]

発音[編集]

  • ピンイン: chōngfèn
  • 注音符号: ㄔㄨㄥ ㄈㄣˋ
  • 閩南語: chhiong-hun
  • 客家語: chhûng-fun

形容詞[編集]

充分

  1. 充分な

副詞[編集]

充分

  1. 充分に

[編集]

  1. 青空文庫(2003年6月25日作成)(底本:「寺田寅彦随筆集 第二巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店、1997年5月6日第70刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2451_11111.html 2018年3月25日参照。
  2. 青空文庫(2004年1月9日作成)(底本:「魯山人の美食手帖」グルメ文庫、角川春樹事務所、2008年4月18日第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49963_37671.html 2018年3月25日参照。
  3. 青空文庫(1999年5月12日公開、2011年6月3日修正)(底本:「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房、1988年7月26日第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/784_43521.html 2018年3月25日参照。
  4. 青空文庫(2002年10月7日作成)(底本:「堺利彦全集 第三巻」法律文化社、1970年9月30日)http://www.aozora.gr.jp/cards/000164/files/4310_7025.html 2018年3月25日参照。