出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
喜怒哀楽 (きどあいらく)
- 人間が持っている基本的な4つの感情。喜び、怒り、哀しみ、楽しみ。
- 上記を含む、人間のさまざまな感情。
- 大人は小児を理解する。しかし全然小児になりすます訳には行かぬ。小児の喜怒哀楽を写す場合には勢(いきおい)客観的でなければならぬ。(夏目漱石『写生文』)
- 『(礼記)中庸』「喜怒哀樂之未發、謂之中(喜怒哀楽、これいまだ発せざる、之を中と謂ふ)」の句が初出か。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | 喜怒哀楽しない | 未然形 + ない |
否定(古風) | 喜怒哀楽せず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 | 喜怒哀楽される | 未然形 + れる |
丁寧 | 喜怒哀楽します | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | 喜怒哀楽した | 連用形 + た |
言い切り | 喜怒哀楽する | 終止形のみ |
名詞化 | 喜怒哀楽すること | 連体形 + こと |
仮定条件 | 喜怒哀楽すれば | 仮定形 + ば |
命令 | 喜怒哀楽しろ 喜怒哀楽せよ | 命令形のみ |