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ジグザグ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

日本語

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語源

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名詞

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ジグザグ

  1. 直線や直線的な物が何度も左右折れ曲がりながら続く形状
    • 1951年、神吉三郎訳、ソーロー「森の生活――ウォールデン――」[1]
      例によってジグザグの進路でたびたび途中でとまりながら、それをはこんであがきすすむ。
    • 1972年、天満富雄「広島湾岸地域の水害 : とくに山津波について」[2]
      三迫川流域や畑賀川流域では河谷の地形に左右されてジグザグ状に流下している。

類義語

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複合語

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翻訳

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形容動詞

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ジグザグ

  1. 直線や直線的な物が)何度も左右折れ曲がりながら続くさま。
    • 1931年、堀辰雄「恢復期」[3]
      熱は體温表の上で一時非常にジグザグな線を描いたが、そのジグザグは次第にその振幅をちぢめて行きながら、遂に完全に赤線(三十七度)以下になつた。
    • 1955年、石川欣一「山を思う」[4]
      左の方にはジグザグな路がある。お嬢さんは、恐らくそこを登って行ったのであろうが、コントロールを失っているから、どこでも構わず滑り落ちるのであろう。

活用

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翻訳

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動詞

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ジグザグする

  1. (自動詞) 直線や直線的な物が)何度も左右折れ曲がりながら続くをする。
    • 1932年、堀辰雄「馬車を待つ間」[5]
      道も急に山徑らしく、體温表のやうにジグザグしながら、かの流れはますます遙か下方に見下ろされてくる。もう日の暮れに間もあるまい。
    • 2014年、新妻秀規、第186回国会参議院[6]
      下のグラフの、折れ線が二つありますが、ジグザグしながら上がっている線、これが海外の日本人学校そして補習校で学ぶ児童生徒の数です。昨年は三・八九万人、三万八千九百人にまで上っております。
  2. (自動詞) (物事のいきさつ進行が)順調円滑にはいかず、複雑込み入る紆余曲折する。
    • 1968年、吉田賢一、第59回国会衆議院[7]
      第三番目には特恵関税の問題でございますが、これも去年は半年以上もジグザグしておったらしいのでありますけれども、ついに政府も腹をきめて、そしてOECDの閣僚理事会におきまする態度も決定をみまして、二月のニューデリーの国際貿易開発会議等を通じまして、日本の行くべき方向もおよそ決定をしたらしいのでございます。
    • 1972年、佐藤榮作、第68回国会衆議院[8]
      結論においては同じだろう。ただ、どうもいままでジグザグして来た、そのために御批判をいただいた、こういうことでまことに残念に思っております。

活用

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ジグザグ-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
ジグザグ

する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 ジグザグしない 未然形 + ない
否定 ジグザグせず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
ジグザグされる 未然形 + れる
丁寧 ジグザグします 連用形 + ます
過去・完了・状態 ジグザグした 連用形 +
言い切り ジグザグする 終止形のみ
名詞化 ジグザグすること 連体形 + こと
仮定条件 ジグザグすれば 仮定形 +
命令 ジグザグせよ
ジグザグしろ
命令形のみ

翻訳

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脚注

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  1. 青空文庫、2019年6月28日作成(底本:「森の生活」岩波文庫、岩波書店、1994(平成6)年11月15日第30刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001209/files/54189_68486.html
  2. 天満 富雄, 広島湾岸地域の水害 : とくに山津波について, 地理科学, 1972, 18 巻, p. 1-12, 公開日 2017/04/14, Online ISSN 2432-096X, Print ISSN 0286-4886, https://doi.org/10.20630/chirikagaku.18.0_1 CC BY 4.0で公開
  3. 青空文庫、2012年9月30日作成、2012年12月19日修正(底本:「堀辰雄作品集第一卷」筑摩書房、1982(昭和57)年5月28日初版第1刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/55419_49023.html
  4. 青空文庫、2018年7月27日作成(底本:「山を思う」山渓山岳新書、山と渓谷社、1955(昭和30)年5月20日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001380/files/50461_65464.html
  5. 青空文庫、2012年9月18日作成(底本:「堀辰雄作品集第一卷」筑摩書房、1982(昭和57)年5月28日初版第1刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/47865_48532.html
  6. 「第186回国会 参議院 文教科学委員会 第8号 平成26年4月3日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/118615104X00820140403/42 2023年9月6日参照
  7. 「第59回国会 衆議院 決算委員会 第2号 昭和43年8月10日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/105904103X00219680810/61 2023年9月6日参照
  8. 「第68回国会 衆議院 予算委員会 第22号 昭和47年4月3日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/106805261X02219720403/92 2023年9月6日参照