おる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

動詞:織る[編集]

おるる】

  1. 縦横並べて作る

活用

ラ行五段活用
お-る

翻訳[編集]


動詞:居る[編集]

おるる】

  1. その場に存在している。「いる」の西日本的な言い方。未然形「おら」と連用形「おり」は現代共通語でも用いられるが(後述)、それ以外の語形は、古風あるいは尊大といった印象を伴って主に小説・映画・漫画等の創作作品で用いられる。
    • あそこに猫がおったよ。
    • わしも昔は元気にやっておったもんじゃ。(補助動詞
    • 今までどこにおったのだ。
    • そんなことは知っておる。(補助動詞)
  2. 「いる」の丁重な言い方。多くの場合、丁寧語ます」を伴い「います」の謙譲的あるいは丁寧な表現となる。
    • 昨日から東京に滞在しております。(補助動詞)
  3. 「いる」の軽蔑的な言い方。また連用形につけて、動作に軽蔑的な意味を含める言い方。連用形につくものは「よる」とも転ずる。主に京都・大阪の方言。
    • あいつは今、刑務所におる
    • しくじりよって。
    • お前は何をあほなことしとんねん。(補助動詞)
  4. 動作の進行をあらわす兵庫県以西の方言。「よる」「よう」「ゆう」などとも転ずる。
    • 危うくこけよるところやったわ。/危うくこけよったわい。
    • カープが負けよったけど、最後は逆転勝ちした。
  5. 変更せず、そのままでいる。
    • それから巴里発電報では、石井大使がポアンカレを訪うて懇談したことをも報じている。そして、仏国は日本とは親善の間柄ではあるが、この問題に就いては不干の状態に処るだろうということが付加えてあった。(齋藤茂吉『ドナウ源流行』)

活用

ラ行五段活用
お-る

語源[編集]

運用[編集]

  • 「おり」「おらず」は、古風・謙譲といったニュアンスを伴わずに、「いる」の連用中止形「い」および「いない」の連用中止形「いず」「いなく(口語的)」の代替表現として用いられる。
    事故当時、目撃者は一人もおらず、…。
  • 尊敬助動詞れる」を付けた「おられる」は、「いる」に「れる」を付けた「いられる」の代替表現として用いられ、明治以降、特に補助動詞としては「いられる」よりも多用されてきた。現代の口語としては西日本を中心に用いられ、「おる=謙譲語」という意識が強まった関東地方では不正確な敬語と受け取る人も出てきている。
    どちらおられますか?
    先生は、すでに来ておられる。(補助動詞)
  • 4の用法がある方言では、補助動詞の用法「ておる、とる、ちょる、とう、ちゅう」などでは結果・継続をあらわす。タ行音を含むものが結果・継続、含まないものが進行をあらわす。
    勉強やりよる=今現在、勉強をやっている。または、習慣・日課として勉強を欠かさずやっている。
    勉強やっとる=すでに勉強をやってある。(文脈によっては、今現在、勉強をやっている、または、習慣・日課として勉強を欠かさずやっている、の意味にもなる)
    犬が餌を食べよる=今現在、餌を食べている。または、ここ最近餌をよく食べる。
    犬が餌を食べとる=すでに食べ終わっている。
    座りよる=着席しようとしている。または、(立たないで)座ることが習慣化している。
    座っとる=着席した状態にある。

動詞:折る[編集]

おるる】

  1. 力を加えて曲げる

活用

ラ行五段活用
お-る

翻訳[編集]


日本語 古語[編集]

動詞:下る・降る[編集]

おるる、る】

  1. 下りること。
  2. 降りること。

活用

ラ行上二段活用
お-る

動詞:愚る[編集]

おるる】

  1. 愚かになること。

活用

ラ行下二段活用
お-る