日本語[編集]
因 果 西 国 、 黴 毒 四 国 、 悪 気 山 上 、 野 良 六 部(いんがさいこく、ひえしこく、あくきさんじょう、のらろくぶ)
- 因果の悪い者(犯罪者)は罪滅ぼしのために西国三十三所を巡礼し、梅毒患者は治癒のために四国八十八箇所を遍路し、悪気者(意地の悪い者)は金峯山寺の蔵王権現に参詣し、野良者(怠け者)は日本廻国大乗妙典六十六部経聖に巡礼しなければならないことをいう。参考:(1)中野吉平『俚諺大辞典』東方書院、1933年10月、58頁。(2)『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、127頁。
- 因果西国、黴毒四国、悪気山上、野良六部といわあ。てめえなんざ、さしずめ悪気山上だ。――柴田錬三郎『自選眠狂四郎』雪華社、1967年4月、167頁。