出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- ↑ 裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、131頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、695-696頁。
徐超 『古漢字通解500例』 中華書局、2022年、213頁。
「ケツ」の音は『缺』の代字として有するもの。『欠』は「足りない」という意味を持つが、「破損する」「空位」という意味は持たない。逆に、『缺』は「足りない」「破損する」「空位」のどれの意味も持っており、汎用性は『欠』を上回る。しかし、戦後に制定された当用漢字では、『欠』が『缺』の新字体となって現在に至る。
欠 *
- 借りが有る。
- (性質を) 欠く。欠ける。足りない。
- 思慮欠周
- 思慮が周到を欠く。思慮に周到さが足りない。
欠 *
- 欠伸(흠신 (heumsin)):あくび。
- 欠格(흠격 (heumgyeok)) :文法で、不足を表す品詞。
- 欠缺(흠결 (heumgyeol)):不足。
字典掲載
康熙字典 |
565ページ, 1文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
15991 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
5626 |
角川大字源 (1992) |
4609 |
講談社新大字典 (1993) |
7725 |
大漢語林 (1992) |
5582 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
953ページ, 35文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
3巻, 2133ページ, 1文字目 |