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#:'''少年'''は、不機嫌に顔をしかめて、/「僕の事じゃないか。僕は、きのう迄、良家の家庭教師だったんだぜ。低能のひとり娘に代数を教えていたんだ。僕だって、教えるほど知ってやしない。教えながら覚えるという奴さ。そこは、ごまかしが、きくんだけども、幇間(ほうかん)の役までさせられて、」ふっと口を噤(つぐ)んだ。(太宰治『乞食学生』 |
#:'''少年'''は、不機嫌に顔をしかめて、/「僕の事じゃないか。僕は、きのう迄、良家の家庭教師だったんだぜ。低能のひとり娘に代数を教えていたんだ。僕だって、教えるほど知ってやしない。教えながら覚えるという奴さ。そこは、ごまかしが、きくんだけども、幇間(ほうかん)の役までさせられて、」ふっと口を噤(つぐ)んだ。(太宰治『乞食学生』昭和15年) |
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#:十五歳の詩は全く十五歳の感傷に終始してゐるし、十六歳の最初の詩は甚だ厭世的であるけれども、それは形が厭世的であるだけで深さも鋭さも全く十六歳の'''少年'''そのものである。鋭い狙ひもない。いはば彼のこの時代は'''少年'''詩人的な好奇心がすばらしく旺盛であるだけである。感覚も平凡であるし神経はむしろ鈍い。(坂口安吾『神童でなかつたラムボオの詩--中原中也訳『学校時代の詩』に就て--』1934年) |
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#男の子。男児。 |
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#:[[二階]]の[[まど|窓]][[から]]、[[おばあさん|オバアサン]]と[[はたち|二十]][[前後]]の[[むすめ|娘]]と[[小学生]]の'''少年'''が[[て|手]]を[[ふる#動詞: 振る|ふっ]]て[[むかえる|迎え]]ている。([[w:坂口安吾|坂口安吾]]『[http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42958_35649.html 発掘した美女]』) |
2017年3月14日 (火) 14:19時点における版
日本語
名詞
- 年の若い人。青年よりも年少で、主に男子を指す。
- 少年は、不機嫌に顔をしかめて、/「僕の事じゃないか。僕は、きのう迄、良家の家庭教師だったんだぜ。低能のひとり娘に代数を教えていたんだ。僕だって、教えるほど知ってやしない。教えながら覚えるという奴さ。そこは、ごまかしが、きくんだけども、幇間(ほうかん)の役までさせられて、」ふっと口を噤(つぐ)んだ。(太宰治『乞食学生』昭和15年)
- 十五歳の詩は全く十五歳の感傷に終始してゐるし、十六歳の最初の詩は甚だ厭世的であるけれども、それは形が厭世的であるだけで深さも鋭さも全く十六歳の少年そのものである。鋭い狙ひもない。いはば彼のこの時代は少年詩人的な好奇心がすばらしく旺盛であるだけである。感覚も平凡であるし神経はむしろ鈍い。(坂口安吾『神童でなかつたラムボオの詩--中原中也訳『学校時代の詩』に就て--』1934年)
- 男の子。男児。
- (法律)
発音(?)
- しょ↗ーねん
対義語
関連語
朝鮮語
名詞
少年(소년)
- (日本語に同じ)少年
ベトナム語
名詞
少年(thiếu niên)
- (日本語に同じ)少年
中国語
発音(?)
- ピンイン: shàonián
- 注音符号: ㄕㄠˋ ㄋㄧㄢˊ
- 広東語: siu3nin4
- 閩南語: siàu-liân
名詞
少年
- (日本語に同じ)少年
形容詞
少年
- (閩南語)若い