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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

助詞[編集]

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  1. 格助詞。体言・準体言を受ける。
    1. 空間的な起点始点を表す。
      • 鞍馬山から牛若丸が出でまして、その名を九郎判官。
      1. 経由地点を表す。
        • ドバイを発ち、香港から成田へ至る。
        • 静脈から製剤を注入する。
      2. 属する範囲や本来あった場所などを表す。
        • 新聞・雑誌から目につく記事を拾う。
        • 財布から金を盗む。
        • 原本から転記する。
    2. 時間的な起点・始点を表す。
      • 3時から始めようか。
      • こいつは春から縁起がいいや。
      • 朝っぱらからうるさいよ。
      • スタート直後からトップに立った。
      • はじめからそう言ってくれればよかったのに。あとから言わないでほしい。
      • 途中から変更しないでくれ。
    3. 手順や順序などの起点・始点を表す。
      • ギリシャから順に入場行進する。
      • それでは前回の続きから始めます。
      • 前の方の席から詰めてお座り下さい。
      • まずは第一歩から
    4. 比較や対照などにおいて起点・始点とみなしうるものを表す。
      • そもそも自社ビルのデザインからして並の会社とは違う。
    5. 授受などにおける起点となる人物や受動文の行為者などを表す。
      • 友人からもらったプレゼント。
      • 先生から事情は聞いた。
      • 知人から電話があった。
      • から叱られた。
    6. 行為者として主体的にまた率先して行う意味などを表す。
      • 思い切って自分から声をかけてみたら。
      • からはそんなことなんてとても無理です。
      • 私の方からも補足します。
    7. 変化や転成などの起点を表す。
      • 漁獲高は昨年の十万トンから七万トンに減少した。
      • 焼け跡から近代都市に生まれ変わった。
      • 卑賤の身から天下人に成り上がる。
    8. 材料や原料、構成要素などを表す。
      • ぶどうからワインができ、ワインからビネガーができる。
      • 有識者五人からなる審議会を立ち上げる。
    9. 原因や理由などを表す。
      • 不注意から事故を起こした。
    10. 観察や考察、また比較などの基準や根拠などを表す。
      • そうした観点から今回の結論に至ったわけです。
      • 遺留品の多さから見ても計画的な犯行とは考えにくい。
      • からすれば大きな違いはない。
      • 売上は前年度から比べて十パーセント以上の伸びとなっている。
    11. (鳥取方言)場所・位置を表す。
      • どこからご飯食べる?(=どこでご飯食べる?)
  2. 副助詞
    1. 前から継続しているニュアンスを明確にする。より。
      • かねてからうかがっておりました。
      • 従来からの機能に加え新たな技術を搭載した。
    2. 大きな数量であることを表す。
      • 一万円からお預かりします。
      • 20キロからある荷物を背負う。
      • そのフルーツは一個一万円からした。
    3. 比較や対照などにおいて起点・始点とみなしうるものを表す。
      • 白味噌漬けというものは元来高級品であり、且つ味噌そのものからが廉価ではないから、下らない魚類を漬けることは許されないわけである。(北大路魯山人『生き烏賊白味噌漬け』)
      • 一體ここらあたりの松の色は、地味のせゐでもあるか、どうやら餘所のに比べて少し黒味が勝つたやうに思はれる。直ぐ前方の西大寺村の森にしてからがさうで、つい先がた發つて來た秋篠の樹立にしても――振り返つて見ると、どうも黒味がかつて見える。(薄田泣菫『旋風』)
    4. (「…から…から」「…からなにから」などの形で)あらゆる範囲にわたるニュアンスを表す。
      • 豪雨で田畑からからみんな水に浸かった。
    5. (「…から…から」などの形で)続けざまに発生するニュアンスを表す。
      • あとからあとから注文が舞い込んだ。
  3. 接続助詞
    1. ~した後で。
      • もう少しまとめてから、休憩にしよう。
    2. 終止形を受け、順接の原因等を表す。
      • そんなところを走るから転ぶんだ。
      • こんな出来だから怒るんだ。
  4. 終助詞
    1. 文意を強調する。
      • 私はそんなことしてませんから
      • もうそろそろ帰るから

用法[編集]

  1. 格助詞が後置することがある(準体助詞)。
    • 公演は十時からと二時からの二回となります。
    • 第四コーナーを回ってからが勝負どころだ。
  2. 「以降」「こっち」「さき」「むこう」などの名詞が後置することがある。この場合「から」に助詞「の」を後置することはしない。
    • ここから先へ行ってはいけない。
    • 引退してから以降のことを話すつもりはない。

語源[編集]

一説によれば下記の名詞「故・柄」から。

関連語[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]

名詞:空・虚[編集]

から,

  1. 中身がないこと。

名詞:殻・殼・骸[編集]

から, ,

  1. 昆虫脱皮したときに脱がれた古い抜け殻
  2. 植物種子動物外皮覆う硬い
  3. 自分世界から外界隔てる
  4. (通常は仮名)豆腐製造の際、豆乳を搾り取った残滓おからきらず

名詞:唐・韓・漢・加羅・加耶・迦羅・伽羅・伽耶[編集]

から, , , , , , ,

  1. 加羅, 加耶, 迦羅, 伽羅, 伽耶)3世紀から6世紀中頃にかけて朝鮮半島の中南部において、洛東江流域を中心として散在していた小国家郡の中国・百済・日本(倭)における呼称。新羅においては伽耶加耶という表記が用いられた。
  2. 語義1を語源とする、日本から見た朝鮮半島から中国一帯の古典語。
  3. 外国一般。

名詞:故・柄[編集]

から,

  1. 原因理由ゆえ

名詞:枯・涸・乾[編集]

から, ,

  1. 無くなる

名詞:幹・簳・柄[編集]

から, ,

  1. みき
  2. ほうきなどの

同音の漢語[編集]