じゃ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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しゃ も参照。

同音の漢字については、 ジャ を参照。

日本語[編集]

接続詞[編集]

じゃ

  1. (口語)話題を次の段階に進めるときや転換するときに使う。接続詞としての「では」と同義。

類義語[編集]

縮約形[編集]

じゃ

  1. (口語)述語用言や述語体言のあとに置く。
    1. 節の内容についての提題をするときに使う。
      • 「何しろ項羽と云う男は、英雄のうつわじゃないですな。」(芥川龍之介英雄の器』)
      • 私は二十世紀の文明は皆な無意義になるんじゃないかと思う。(二葉亭四迷『私は懐疑派だ』)
      • 俺が踏み殺したんじゃあるまいか?(葉山嘉樹『労働者の居ない船』)
      • 酔っ払ったって死ぬことがあるじゃないか!(葉山嘉樹『労働者の居ない船』)
    2. 判断の前提や、仮定を表す。
      • 房五郎の野郎、打ち殺しても飽き足らねえ野郎だが、ただ野良犬のように殺したんじゃ胸が治まらねえ。(野村胡堂『銭形平次捕物控 人形の誘惑』)
  2. (口語)形容動詞、または形容動詞型の活用をする助動詞の連用形音便形の後に置く。
    1. 節の内容についての提題をするときに使う。
    2. 判断の前提や、仮定を表す。
  3. (口語)位置や時間、方法、範囲などに関する体言の後に置く。
    1. 提題をするときに使う。
      • 「それじゃ、清葉さんばかり縹緻(きりょう)がよくって、貴方は、だらしが無いんだわね。」/「まあ、そうなんだ。」と葛木は、打傾いて頬に手を置く。/「まあじゃないじゃありませんか。」(泉鏡花『日本橋』)
      • それでその義経のむすこが大明を攻めたんだが大明じゃ困るから、三代将軍へ使をよこして三千人の兵隊を借してくれろと云うと、三代様がそいつを留めておいて帰さねえ。(夏目漱石『吾輩は猫である』)
    2. 判断の前提、仮定を表すときに使う。だと。となっては。においては。
      • 古い説かも知らんが私の知ってる限りじゃ、今迄の美学者も実感を芸術の真髄とはせず、空想が即ち本態であるとしている。(二葉亭四迷『私は懐疑派だ』)
      • 其後は変化もなく今日迄やって来て居るが、やって見れば余り面白くもないので、此頃は又、商売替をしたいと思うけれど、今じゃもう仕方がない。(芥川龍之介『落第』)
  4. (口語)ナ・マ・ガ・バ行五段活用動詞連用形音便形の後に置く。他の動詞の連用形音便形や形容詞連用形のあとでは「ちゃ」を用いる。
    1. 節の内容についての提題をするときに使う。
    2. 判断の前提や、仮定を表す。「〜では」や「(終止形)と」「〜でしまうと」に言い換えられる。

語源[編集]

  • (語義1)断定の助動詞の連用形語尾+係助詞より。
  • (語義2)形容動詞・助動詞の連用形語尾+係助詞より。
  • (語義3)格助詞+係助詞より。
  • (語義4)接続助詞が濁音化した+係助詞より。

類義語[編集]

助動詞[編集]

じゃ

  1. (山陽・四国・九州方言、役割語としての老人語)断定の助動詞と同義。

語源[編集]

+あるより。

類義語[編集]