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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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で 教科書体

日本語

発音

「て」の濁音

名詞

で【出】

  1. 出ること。出ていること。出方。
    • 人の出
    • お湯の出が悪い
  2. 出身。産出。修業。
    • 父が東北の出だ
    • 大学出の割にはものを知らない

接尾辞1

で【出】

  1. (動詞連用形について)満足が行くだけの十分な分量。甲斐。手応え。機能の幅広さ。
    • 食いで。読みで。使いで

接尾辞2

で【手】

  1. 手。
    • 素手。後ろ手。柏手。懐手
    • 大手を振る
  2. 手のかたちをしたもの。
    • 熊手。蜘蛛手
  3. 労働力としての人。
    • 人手。男手。女手
  4. 状態。
    • 厚手。薄手。安手
  5. 怪我。損害。
    • 痛手。浅手。深手
  6. 筆跡。
    • 水手

助詞

で

  1. 格助詞(「にて」の変化)
    1. 動作や作用の行われる場所を表す。
      • 駅前で待つ。
    2. 動作や作用を行う道具や手段などを表す。
      • ナイフで切る。
      • その説明でようやく分かった。
      • これで完成だ。
    3. 動作や作用の行われるときの状況・状態を表す。
    4. 材料や構成要素などを表す。
      • 水と麦芽とホップで作る。
      • これとそれで合わせて五千円になります。
    5. 希望や依頼内容などを表す。
      • では次期会長は山田さんということでお願いします。
      • 「ご注文は」「ラーメンと餃子で」
      • その件はノーコメントで。
    6. (しばしば、副助詞「は」を伴って)動作や作用の行われる時間や時点を表す。
      • 1時間で済ませた。
      • 現在では当たり前のことだが。
      • 18歳で大学に入学した。
    7. 原因・理由を表す。
      • 君のせいでこうなったんだ。
    8. 主体を表す。
      • こちらでやっておきます。
      • クラスのみんなで山に登った。
    9. 仮定を表す。
      • あと一日でできると思う。
      • もう少しで転落するところだった。
    10. 逆接を表す。
      • この若さで社長を務めている。
    11. ほぼ十分であることやある程度の満足の気持ちなどを表す。また不十分、不満足などを表す。
      • 今日はお茶だけでいい。
      • まあ、それで問題ないだろう。
      • その答えで正しいです。
      • すみませんですむか。
      • その程度の語学力で交渉はできない。
  2. 接続助詞
    1. (格助詞の用法から転じて)原因・理由を表す接続助詞。~から。「ので」の成立に伴って江戸や上方では死語となり、現代では中部地方や九州南部などで用いる。
      • 今日は雨だで、傘が必要だわ。
    2. 「て」がガ・ナ・バ・マ行五段活用の動詞に付いた場合の変化。
      • 今夜は、飲んで帰る。
    3. 助動詞「ない」の終止形について、状況などを表す。ずに。
      • 今夜は、飲まないで帰る。
  3. 終助詞
    1. (関西地方などの方言)相手に対する軽い念押しや主張を表す。「ぜ」の転。
      • ほんまやで。

関連語

翻訳

接続詞

で

  1. (口語) それで。そこで。

助動詞

で

  1. 助動詞「だ」の連用形。
    • 議員の息子で外交官の山田氏

古典日本語

語源

  • (接続助詞) 打ち消しの助動詞「ず」に接続助詞「て」のついた「ずて」の変化
  • (格助詞) 格助詞にての変化

助詞

で

  1. (接続助詞)~なくて。〜ずに。
  2. (格助詞)動作や作用の行われる場所を表す。
  3. (格助詞)動作や作用を行う道具や手段などを表す。
  4. (格助詞)原因・理由を表す。

文字コード