奴
- 会意。「女」+「又(=手)」。女を手でとらえ奴隷としたものとも、手作業をする奴隷とも。
派生字[編集]
「奴隷の・囚われの」、奴隷仕事のように「力を入れる」「力を込める」、「劣った」の意義を持つ派生字。
- 努:力を入れて仕事につとめる。
- 呶:力を入れ大声を出す。
- 孥:幼い奴隷→こども
- 帑:(幼い奴隷(孥)に代えた)布のみつぎもの。
- 弩:力を入れて引く強い弓、いしゆみ。
- 怓:
- 怒:心に力を込めていかる。
- 拏:手に力をいれ引く。→もつ(「拿」の原字)
- 砮:
- 笯:
- 𧘽:
- 䋈:
- 𨾯:
- 駑:力仕事に用いる馬→劣った馬
- めしつかい。しもべ。
日本語[編集]
- 音読み
- 訓読み
- 常用漢字表内
- 常用漢字表内の訓読みはありません。
- 常用漢字表外
- やつ、やっこ
やっこ
- (家つ子の転)家来、家の子。
- 徳川時代における武家の下僕、中間。
- 徳川時代の侠客。
代名詞[編集]
やつ
- 三人称、特に男性に対する卑称。
中国語[編集]
奴 *
朝鮮語[編集]
奴 *
ベトナム語[編集]
奴 *
コード等[編集]