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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

字源

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  • 」の草書体に由来する略体。「」については当該項目を参照。

意義

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  1. (ス、shǔ)かぞえる
  2. (ス、shǔ)ものの数に入る。評価できる。
  3. (ス、shǔ)罪をせめる
  4. (ス、shǔ)若干
  5. (ス、shù)かず
  6. (ス、shù)計算
  7. (ス、shù)さだめ
  8. (ス、shù)ことわり道理
    • 必然の数
  9. (ス、shù)はかりごと
  10. (サク、shuò)しばしばくりかえす
  11. (ショク、cù)はやいこまかい

日本語

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教育漢字 (第2学年)

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名詞

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  1. (スウ)個数人数数量
    • 日本娼婦のすうは坡港許りで現に六百四五十人(此外に洋妾となつて居る女は百人もある相だ。)あると云ふから、印度、濠洲、南洋諸島へ掛けては六七千人にも上るのである。(與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」)〔1914年〕[1]
    • 不思議なことは、その頃から、彼の邸に小間使とも女中ともつかぬ若い女共が、日毎に新しく傭入れられ、暫くすると、彼女等の部屋にも困る程に、そのすうを増して行くのでした。(江戸川乱歩「パノラマ島綺譚」)〔1926年〕[2]
  2. (スウ)個数抽象化した概念。自然数整数有理数実数複素数などの総称。
  3. (スウ)人や物の数に由来する文法範疇で、名詞代名詞動詞などの語形変化によって表されるもの。単数複数双数三数四数などの総称。
  4. (かず)「かず」を参照のこと。

用法

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  • 語義1.の「数」は、「かず」と読みを充てるのが現在では一般的。

接頭辞 

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  1. (スウ)二から六くらいの数を漠然と表す。なん〜か。
    • 数人。数十万円。数百個。数億の民。

熟語

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中国語

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名詞

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shù

  1. 数、数量

動詞

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shǔ

  1. かぞえる。

朝鮮語

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文字情報

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U+6570, 数
CJK 統合漢字-6570

[U+656F]
CJK統合漢字
[U+6571]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1027-1: 0x377A


漢点字 六点漢字
字典掲載
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 13319
新潮日本語漢字辞典 (2008) 4418
角川大字源 (1992) 3695
講談社新大字典 (1993) 6164
大漢語林 (1992) 4320
三星漢韓大辞典 (1988) 827ページ, 26文字目
漢語大字典 (1986-1989) 2巻, 1470ページ, 19文字目

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  1. 青空文庫(2011年5月15日作成)(底本:「巴里より」金尾文淵堂、1914年5月3日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000320/files/2168_42800.html 2019年5月25日参照。
  2. 青空文庫(2016年3月4日作成、2016年5月8日修正)(底本:「江戸川乱歩全集 第2巻 パノラマ島綺譚」光文社文庫、光文社、2004年8月20日初版1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/56651_58766.html 2019年5月25日参照。