出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 形声。「水」+音符「夬 /*WET/」。「きる」を意味する漢語{決 /*kweet/}を表す字。のち仮借して「きめる」を意味する漢語{決 /*kweet/}に用いる。
- ↑ Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 326.
決 (けつ)
- 結末。決着。
- 最後の決に到着するまでに、彼女がどんな路を辿ったかは想像に難いことではない。(リットン・ストレチー「エリザベスとエセックス」)〔片岡鉄兵訳1941年〕[1]
- また仮に飛行機の発達により今、ドイツがロンドンを大空襲して空中戦で戦争の決をつけ得るとしても、恐らくドイツとロシヤの間では困難であります。(石原莞爾「最終戦争論」)〔1942年〕[2]
- (主に「決を採る」の形で)物事を決めるために賛否を表明してもらうこと。
- ただ彼がいくらか緊張したように見えたのは、論議もだいたいつきて、座長の田上が、「では、この問題の決をとりたいが、多数決できめてもいいのか。」と相談をかけた時であった。(下村湖人「次郎物語」)〔1949年〕[3]
決 *
- 결정 (gyeoljeong) <決定>
- 결코 (gyeolko) <決 - >
字典掲載
康熙字典 |
609ページ, 3文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
17174 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
5856 |
角川大字源 (1992) |
4830 |
講談社新大字典 (1993) |
8245 |
大漢語林 (1992) |
5822 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
1001ページ, 17文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
3巻, 1574ページ, 3文字目 |