こぐらい

日本語

形容詞: 小暗い

こぐらい【小暗い】

1. やや暗い。薄暗い。小（お）暗（ぐら）い。
   • 小暗い杉の下かげには落葉をたく煙がほの白く上って、しっとりと湿った森の大気は木精のささやきも聞えそうな言いがたいしずけさを漂（ただよわ）せた。（芥川龍之介『日光小品』）

活用

活用と結合例

こぐら-い 形容詞活用表（日本語の活用）

語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
こぐら	かろ	く かっ	い	い	けれ	(無し)

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
推量・意志	こぐらかろう	未然形 + う
否定形	こぐらくない	連用形 + ない
過去・完了	こぐらかった	連用形 + た
言い切り	こぐらい	終止形のみ
名詞化	こぐらいこと	連体形 + こと
仮定条件	こぐらければ	仮定形 + ば
様態	こぐらそうだ	語幹 + そうだ

発音

• (東京式) こぐら​い [kògúráꜜì] (中高型 – [3])
• (東京式) こぐらい [kògúráí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ko̞ɡɯ̟ᵝɾa̠i]

翻訳

• 英語: darksome ^(en), dusky ^(en), gloomy ^(en), obscure ^(en), subfuscous ^(en)

形容詞: 木暗い

こぐらい【木暗い】

1. 茂った樹木に日光を遮られて暗い。
   • ここらの木暗い所には、なお拾われない白骨が土や落葉の下にどれほどあることかわからない。（吉川英治『私本太平記』）

活用

活用と結合例

こぐら-い 形容詞活用表（日本語の活用）

語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
こぐら	かろ	く かっ	い	い	けれ	(無し)

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
推量・意志	こぐらかろう	未然形 + う
否定形	こぐらくない	連用形 + ない
過去・完了	こぐらかった	連用形 + た
言い切り	こぐらい	終止形のみ
名詞化	こぐらいこと	連体形 + こと
仮定条件	こぐらければ	仮定形 + ば
様態	こぐらそうだ	語幹 + そうだ

発音

• (東京式) こぐら​い [kògúráꜜì] (中高型 – [3])
• IPA^(?): [ko̞ɡɯ̟ᵝɾa̠i]