サケ

さけ も参照。

日本語

名詞

語義3　サケ（シロザケ）

サケ 【鮭、鮏】

1. ［分類学、最広義］魚の一種。サケ目^(wp)サケ科 (familia Salmonidae) に分類される魚類。サケ類。川で産卵をおこない、孵化した幼魚の多くは川を下って海を回遊^(wp)する。成長した魚は産卵のために自分が生まれた川へ戻って遡上する。
2. ［分類学（広義）］1のうち、サケ属 (genus Oncorhynchus) に分類される魚類の総称。
   • カラフトマス^(wp)、サケ（シロザケ）、ベニザケ^(wp)、サクラマス^(wp)、サツキマス^(wp)、ギンザケ^(wp)、マスノスケ^(wp)、ほか。欧米で一般的なタイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）に代表されるタイセイヨウサケ属とは区別される。
3. ［分類学（狭義）］（ 同 上 ）　サケ属の1種である、サケ^(wp)（通称：シロザケ。学名^(wp)：Oncorhynchus keta）のみを指す。
4. ［一般］（表記に規定なし）　基本的には語義3、ときに語義2もしくは語義1に相当する動物の、分類学に依らない日本語名称。俗称で「しゃけ（シャケ）」とも呼ばれる。
5. ［季語］　語意は 4と同じ。秋の季語（三秋の季語）で、分類は動物。
   • 子季語 ：しゃけ（しやけ）、秋味（あきあじ）、初鮭（はつざけ）、鼻曲り鮭（はなまがりさけ）/鼻曲り（はなまがり）、ほか。
   • 関連季語 ：乾鮭（からざけ）、干鮭（ほしざけ）、塩鮭（しおざけ）、塩引（しおびき）、新巻（あらまき）、荒巻（あらまき）、ほか。

発音^(?)

東京アクセント

サ↘ケ（頭高型）

翻訳

語義1

• 古英語: leax
• アラビア語: حوت سليمان (ħūt sulaimān)
• ボスニア語: losos 男性
• カタルーニャ語: salmó 男性
• チェコ語: losos 男性
• デンマーク語: laks
• ドイツ語: Lachs 男性
• 英語: salmon
• エストニア語: lõhe
• フィンランド語: lohi
• フランス語: saumon 男性
• クロアチア語: losos 男性
• ハンガリー語: lazac
• インターリングア: salmon
• イタリア語: salmone 男性
• 朝鮮語: 연어 ^(ko) <鰱魚> (yŏnŏ)
• ラテン語: salmo 男性
• ラトヴィア語: lasis 男性
• リトアニア語: lašisa f
• オランダ語: zalm 男性
• ノルウェー語（ノルウェー語（ブークモール））: laks 男性
• ポーランド語: łosoś 男性
• ポルトガル語: salmão 男性
• ルーマニア語: somon 男性
• ロシア語: лосось (losós’) 男性, сёмга (s'ómga) 女性
• シンハラ語: luossa
• スロヴェニア語: losos 男性
• セルビア語: лосос 男性
• スペイン語: salmón 男性
• スウェーデン語: lax
• トルコ語: somon
• 中国語:  (繁): 三文魚, 鮭魚/ (簡): 三文鱼, 鲑鱼

語義2

• 学名（ラテン語名）以外、一語で表すものは該当なし。

語義3

• チェロキー語:
• ドイツ語: Ketalachs (w:de)
• アリュティーク語（w:en. ユピック語の一つ）: alimaq
• 英語: chum salmon ^(en), dog salmon, keta salmon, silverbrite salmon
• フランス語: saumon du Pacifique ^(fr) 男性, saumon chien ^(fr) 男性, saumon chum ^(fr) 男性, saumon kéta ^(fr) 男性
• イタリア語: 該当語未確認（2013年）
• 朝鮮語: 연어 ^(ko) (yeoneo)
• コユコン語（w:en. アサバスカ諸語の一つ）: noolaaghe, noolaay
• オランダ語: chumzalm ^(nl)
• ノルウェー語（ノルウェー語（ブークモール））: Ketalaks ^(no), hundelaks ^(no)
• ロシア語: кета ^(ru) 女性 (ketá, kéta)
• スペイン語: salmón chum ^(es) 男性
• 中国語: 大麻哈鱼 ^(zh)（大麻哈魚）, 大马哈鱼（大馬哈魚）, 狗鮭, 秋鮭

関連語

• しゃけ（シャケ）
• ます（鱒）
• サーモン
• トラウト