いや

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

語源1[編集]

感動詞[編集]

いや

  1. 驚いたとき、感嘆したとき、また、困惑したとき、落胆したときなどにする。いやはや。
  2. 呼びかけるときに用いる

語源2[編集]

  • 否定の発声「いな」の変化

感動詞[編集]

いや

  1. 否定の意を表す際に発するもの。いいえいなむしろ。そうではなく。
    • 自分で使うよりは友人に使ってもらう方がずっと有意義だという綺麗な気持、いやそれすらも自ら気づいてない、いわば単なる底ぬけのお人よしだからだとわかった。(織田作之助『天衣無縫』)
  2. 嫌悪拒絶の意を表す際に発するもの。
    • 日頃、附合いの良いたちで、無理に誘われると断り切れなかったなんて、浅い口実だ。何ごとにつけてもいやと言い切れぬ気の弱いたちで……(織田作之助『天衣無縫』)
    • 私も、常陸の貧乏な百姓村に生れて、百姓達の惨めな生活は、いやというほど見て来た。(下村千秋『飢餓地帯を歩く―東北農村惨状報告書―』)

形容動詞[編集]

いや

  1. 嫌悪拒絶の意を催す。受け入れがたい我慢できない。不快に感じるためしたくない。好みに合わないためほしくない。
    • 私は今日まで、自作に就いて語った事が一度も無い。いやなのである。読者が、読んでわからなかったら、それまでの話だ。創作集に序文を附ける事さえ、いやである。(太宰治『自作を語る』)
    • 私はきょう迄あの人に、どれほど意地悪くこき使われて来たことか。どんなに嘲弄されて来たことか。ああ、もう、いやだ。堪えられるところ迄は、堪えて来たのだ。(太宰治『駈込み訴え』)
  2. 不愉快だ。好ましく感じない。いい気がしない。
    • 私がAと言う作品を創る。読者が読む。読者は、Aを面白くないという。いやな作品だという。(太宰治『自作を語る』)
  3. (「いやだ」などの形で間投詞的に)困った、失敗した、恥ずかしい、などのニュアンスを表す。
    • まあいやだ私は、どうしてこんなことまで、お話してしまったのでしょう!(コナン・ドイル、三上於莵吉訳『自転車嬢の危難』)
  4. (「いやだ」などの形で間投詞的に)相手の言動を、ときに苦笑しながら軽くとがめるニュアンス。「何を言ってるの」「おかしなことを言わないで」。
    • いやだな課長、おだてないでくださいよ。
    • いやだもう、冗談を真に受けちゃって。
  5. (「いやに」の形で)不快なほど。不自然に。に。やけに。
活用[編集]

翻訳[編集]


古典日本語[編集]

副詞[編集]

いや

  1. いよいよますます

類義語[編集]

複合語[編集]