コンテンツにスキップ

かれる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

日本語

[編集]

動詞

[編集]

かれるれる・れる・れる】

  1. 【涸れる】水分を失う。川や溜池から水が蒸発してなくなる。干上がる
    • 池が涸れる
  2. れる】植物死ぬ枯死する。
    • 葉が枯れる
  3. 才能能力などが)なくなる。枯渇する。
  4. 使い果たされる。元からあった物の全てを失う。
    • 資金が枯れる
  5. (一定の年齢になり)剥き出しの欲望がなくなる。
  6. (芸などに)深みがでてくる。
  7. (情報技術) 安定する。技術が利用されるようになってから一定期間が経ち、不具合修正が少なくなり、運用方法が確立される。
  8. れる・れる】(喉が渇いていたり、声の出しすぎで)声がでなくなったり、かすれたりするようになる。しわがれる。

活用

[編集]

語源

[編集]

かれる (kare-ru) < かれ (karë) < かる (kar-u)

発音

[編集]

関連語

[編集]

翻訳

[編集]
水分を失う
植物が死ぬ
使い果たされる
技術が枯れて安定する
声が涸れる

可能動詞

[編集]

かれる刈れる穫れる狩れる猟れる

  1. 刈る」「穫る」の可能動詞。刈る・穫ることができる
    • 1921年、寺田寅彦「芝刈り」[1]
      柄の短いわりに刃の長く幅広なのが芝刈り専用ので、もう一つのはおもに木の枝などを切るのだが芝も刈れない事はない。
    • 1946年、中谷宇吉郎「稲の一日」[2]
      早稲について考えてみて、籾をまいてから米の出来るまで、例えば四カ月かかるとする。この百二十日で米が穫れる場合、稲はその百二十日という日数を何によって知るかが問題の焦点である。
  2. 狩る」「猟る」の可能動詞。狩る・猟ることができる
    • 1935年、佐々木直次郎訳、スティーブンソン「宝島」[3]
      水浴びも出来る、木にも登れる、山羊も狩れるぞ。それに、自分でも山羊みてえにあの山のてっぺんへも行けるんだ。
    • 1940年、山本周五郎「夜明けの辻」[4]
      また上州小幡という土地が狩猟にはもってこいのところで、季節になれば熊、鹿、猪、猿などが多く出るし、兎などは子供でも猟れるほどいる

活用

[編集]
か-れる 可能動詞活用表日本語の活用
ラ行下一段活用
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
れる れる れれ (無し)
各活用形の基礎的な結合例
意味語形結合
否定 かれない 未然形 + ない
意志・勧誘 かれよう 未然形 + よう
丁寧 かれます 連用形 + ます
過去・完了・状態 かれた 連用形 +
言い切り かれる 終止形のみ
名詞化 かれること 連体形 + こと
仮定条件 かれれば 仮定形 +

[編集]
  1. 青空文庫、1999年11月17日公開、2003年10月22日修正(底本:「寺田寅彦随筆集 第一巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店、1997(平成9)年12月15日第81刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2332_13495.html
  2. 青空文庫、2020年7月27日作成(底本:「中谷宇吉郎随筆選集第二巻」朝日新聞社、1966(昭和41)年9月30日第2刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/59188_71481.html
  3. 青空文庫、2009年8月12日作成、2012年2月23日修正(底本:「宝島」岩波文庫、岩波書店、1956(昭和31)年6月30日第17刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000888/files/33206_35955.html
  4. 青空文庫、2020年7月27日作成(底本:「山本周五郎全集第一巻 夜明けの辻・新潮記」新潮社、1982(昭和57)年7月25日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001869/files/57770_71461.html