出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

漢字[編集]

  • 筆順 :

字源[編集]

  • 会意説。「亼」(蓋状のもの)で何かを押さえるの意。時を捉えて現在を意味する、又は、単に音を仮借したものとも。
  • 甲骨、金文は「亼」(の倒形)+「一」。「」の初文である。本義には二説ある。一説には口を閉じて言わないことを表す。一説には呻吟することを表す。(漢語多功能字庫)[1]
  • 曰(エツ、いう)の倒形で、「噤(キン、口をつぐむ)」を示す表意字。

甲骨文字 金文

金文 金文 簡帛文字 簡牘文字

小篆

流伝の古文字
西周 春秋時代 戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義[編集]

  1. いま現在

日本語[編集]

発音[編集]

名詞[編集]

  1. いま現在現時点

副詞[編集]

  1. いま現在現時点
  2. いますぐ、すぐに。
  3. いまついさきほど
  4. いまさらにもう

用法[編集]

「今」は発話の瞬間を含む様々な期間を表すが、ちょうど一日に対しては使えず、代わりに「今日きょう」を用いる。

  • は2019年です。
  • は5月です。
  • *は29日です。 (誤) / 今日は29日です。 (正)
  • *は水曜日です。 (誤) / 今日は水曜日です。 (正)
  • は10時です。

日本語に限らず他の多くの言語でも同様である。

接頭辞 [編集]

  1. コン現在の。いまの。今回の。
    • 今シーズン。今国会
  2. コンきょうの。本日の。
    • 今夜半。今八日

熟語[編集]

常用漢字付表

中国語[編集]

*

熟語[編集]

朝鮮語[編集]

*

熟語[編集]

ベトナム語[編集]

*

コード等[編集]

点字[編集]

  1. 漢語多功能字庫(香港中文大學)2016年