忖度

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日本語[編集]

この単語の漢字
そん
表外漢字
たく
第三学年
音読み

発音[編集]

名詞[編集]

(そんたく)

  1. (漢語的表現) 他人内心真意推し量ること。
  2. 意図を汲み取ること。斟酌。気を回すこと。
    • 研修についての対話と奨励を人事評価の場で行えば、教育委員会、管理職の意に沿う研修を受けなければならないという圧迫感、義務感、忖度につながり、事実上の強制になりかねません。(宮本岳志、衆議院会議録情報 第208回国会 文部科学委員会 第8号)〔2022年〕

類義語[編集]

動詞[編集]

する (そんたくする)

  1. 他人の内心や真意を推測する。
    • 先生の博士問題のごときも、これを「奇をてらう」として非難するのは、あまりに自己の卑しい心事をもって他を忖度し過ぎると思う。(和辻哲郎「夏目先生の追憶」、『新小説』1月臨時号)〔1917年〕[2]
    • この上君の内部生活を忖度したり揣摩しましたりするのは僕のなしうるところではない。 (有島武郎『生まれいずる悩み』)〔1918年〕[3]
  2. 意図を汲み取る。斟酌する。気を回す。
    • ただ、この沖縄の同胞の気持からいえば、それこそ新アドミニストレーションができて、相当日本関係あるいは極東関係についても、新政府のもう少し、より現実的なといいますか、より住民の意思を忖度するような政策を期待しておったと思うのですが(...) (曽祢益、参議院会議録情報 第038回国会 外務委員会 第7号)〔1961年〕

活用[編集]


中国語[編集]

発音[編集]


動詞[編集]

忖度

  1. 推し量る
  2. 考える

類義語[編集]


朝鮮語[編集]

この単語の漢字

名詞[編集]

忖度 (chontak) (ハングル 촌탁)

  1. (日本語に同じ)忖度。

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 大辞林松村明 編、三省堂、2019年、第4版。 ISBN 4-385-13906-7