だけ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

助詞[編集]

だけ副助詞 体言又は用言の連体形に接続)

  1. 範囲限定することを表す。「~ばかり」、「~のみ」。
    • 5人だけが合格した。
    • あなただけが悪いんじゃない。
    • ごく親しい友人だけを招待した。
    • 来店いただいた人だけにプレゼント進呈します。(「…にだけ」も可)
    • 関西地方だけで行われている風習。(「…でだけ」も可)
    • 一分間だけ時間を下さい。
    • 買いたいのはこの車だけだ。
    1. 「~だけで」「~だけでも」「~だけでは」などの形で、限定された条件を表す。
    2. 「〜だけだ」などの形で、必要とされる行為が残り少ないことを表す。
      • あとは盛りつけるだけです。
    3. 多く「は」を伴って、該当しない他のものとの対比を強調する。
      • 君だけはそんなことをしないと思っていたのだが。
      • あいつだけは許せない。
    4. 「〜だけで」などの形で、表面に見える事柄との違いが大きいことを表す。
      • 顔に出さないだけで、本当は怒っていた。
      • 口先だけで誠意が感じられない。
    5. 「~するだけ〜する」の形で、とりあえずそうしておく、といったニュアンスを表す。
      • いちおう頼むだけは頼んどけ。
      • 呼ぶだけ呼んどいてこれといった用もないとは。
  2. 分量限度程度を表す。「~ほど」、「~くらい」、「~かぎり」。
    • あるだけ持ってきて下さい。
    • どれだけ言っても通じない人。
    • できるだけのことをしてみましょう。
    • 食べたいだけ食べていいよ。好きなだけどうぞ
    1. 数量の後について、それに相当する分量を表す。分(ぶん)。
    2. 「~ば~だけ」「~たら~だけ」などの形で、一方の程度が高まるのに応じて事柄などの程度も高まることを表す。~には活用形違う同じ語句が入ることが多い。「~ば~ほど」。
      • 安ければ安いだけ生活が助かる。
      • 頑張ったら頑張っただけの成果は挙がるものだ。
    3. 「~するだけ〜して」「~するだけ〜したら」などの形で、程度が甚だしいことを表す。
      • 騒ぐだけ騒いで帰ってしまった。
    4. 「~だけある」「~だけのことはある」などの形で、素質価値言行などに相応しい資質をもつことを表す。「〜にふさわしい」「そうであるのも納得だ」。しばしば「やはり」「さすが」などの副詞を伴い、またそのように判断される根拠となる特定の事象を表す文が前後に続くことがある。
      1. 「~だけに」「~だけあって」「~だけのことはあり」などの形で、想定される理由を表す。「~から(だろうが、と思われるが)」「~ゆえに」「~ために」「~分(ぶん)」。
        • 若いだけあって回復が早かったようだ。
        • 場所が場所だけにあまり大きな声は出せない。
    5. 「~だけに」の形で、素質や価値などから期待されることに相応しくない事象への意見反応を表す。「~からこそ、なおさら」「~分(ぶん)」。
    6. 「~だけに」「~だけあって」などのの形で、言葉遊びにおいて、掛けられる元となるほうの言葉を表す。

語源[編集]

  • 名詞「たけ(丈)」から転じた。

翻訳[編集]