ぱくる
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ばくる も参照。
日本語
[編集]語源
[編集]「捕縛する」の意味の「ぱくる」は「捕縛される」「縛る」を語源とする説がある[1]。警視庁刑事部『警察隠語類集』(1956年)は「捕縛するの省略」と解説している[2]。
発音
[編集]動詞
[編集]ぱくる(異綴:パクる)
- ぱくぱくと食べる。大きな口を開けて食べる。[3][4]
- (俗語) 隙をついて金品をかっさらう。金銭や料金を横領する。[2]
- (俗語) (作品や製品を)盗用する。
- (俗語) (警察官・検察官・麻薬取締官などの法執行機関の者が)犯罪を摘発するために人をつかまえ、捕縛する。
- そうしたところが、稲村弁護士のうしろから、「逃げるぞ逃げるぞ、ぱくれ」という声がかかって、二名一組、三組の公安職員というんですから、合計六名ですね、六名の人が稲村弁護士をつかまえて、そうして口々に「逮捕だ逮捕だ」と言って連れていこうとしたわけですね。(亀田得治、参議院会議録情報 第061回国会 法務委員会 第9号)〔1969年〕
- 一つは、接待が行われておるというので検挙をするわけでありますが、接待という行為と検挙の間には時間があるわけでありまして、やってたなと、すぐぱくるというようなことでもないでしょう。 (志苫裕、参議院会議録情報 第102回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会)〔1985年〕
活用
[編集]活用と結合例
類義語
[編集]語義2: <盗む>
語義3: <盗用する>
語義4: <捕縛する>
関連語
[編集]参考文献
[編集]- ↑ 辻本桜子『「ぱくる」語源考(糸井通浩教授退職記念号) 』、龍谷大学・國文學論叢、52, A97-A111, 2007年2月
- ↑ 2.0 2.1 木村義之、小出美河子『隠語大辞典』2000年、985-986頁
- ↑ 金田一京助・他編『三省堂国語辞典 第二版』1974年、828頁。
- ↑ 梅棹忠夫・他編『講談社 カラー版 日本語大辞典』1989年、1552頁。ISBN 4-06-121057-2