不倫

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日本語[編集]

名詞・動詞[編集]

(ふりん)

  1. 道徳すること。
    • 僕等はこれから監獄の前へ、従兄妹同志結婚した不倫の男女の曝しものを見物に出かけるつもりである。(芥川龍之介『第四の夫から』)〔1924年〕[1]
  2. 特に男女配偶者以外異性関係を持つこと。
    • どうせ不倫をするくらいなら、何も彼を選ばなくたって、他にあいてはありそうなものだ。 (平林初之輔『二人の盲人』)〔1930年〕[2]
    • 夫に誘導されて一歩一歩堕落ふちに沈みつつあった私であるが、まだそれまでは、夫の要請もだしがたく苦痛を忍んで不倫を犯しているかのように、―――そうしてそれは舊式な道徳観から見ても、婦人の亀鑑と仰がれてもよい模範的行為であるかのように、自分を欺いていたのであったが、その時あたりから、私は全く虚偽の仮面を投げ捨ててしまった。私はきっぱりと、自分のが木村の上にあって夫の上にはないことを、自ら認めるようになった。 (谷崎潤一郎』)〔1956年〕[3]

発音[編集]

ふ↗りん

類義語[編集]

形容動詞[編集]

(ふりん)

  1. 道徳に反する。
    • それで嗜好趣味という事は別として、科学者として芸術を論じるという事もそれほど不倫な事とは思われない。 (寺田寅彦『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』)〔1918年〕[4]
    • 最初には最も強硬な少数をおびき出して来て殺した。その次には彼等が引きこもて命を奉じないのを、攻め寄せて討ちとった。それでもいかぬのでその次には懐柔策を採った。たとえに引くのは不倫であるかも知らぬが、今日台湾総督府が東部の蕃人ばんじんに対して採っている策も、ほぼこの範囲を出ないのである。(柳田国男『家の話』)〔1918年〕[5]

活用[編集]

不倫-だ 形容動詞活用表日本語の活用
ダ活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
不倫 だろ だっ

なら (無し)
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
推量・意志 不倫だろう 未然形 +
過去・完了 不倫だった 連用形 +
否定形 不倫でない 連用形 + ない
自動詞化 不倫になる 連用形 + なる
言い切り 不倫だ 終止形のみ
名詞化 不倫なこと 連体形 + こと
仮定条件 不倫ならば 仮定形 +
様態 不倫そうだ 語幹 + そうだ

中国語[編集]

形容詞[編集]

( (簡): 不伦 ピンイン:bùlún 注音符号:ㄅㄨˋ ㄌㄨㄣˊ 広東語: bat1leun4 )

  1. 不適当な。

派生語[編集]


朝鮮語[編集]

名詞[編集]

불륜

  1. (日本語に同じ)不倫。