出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
漢字
- 象形。楽器などをかけるぎざぎざのついた台を象る[字源 1]。「楽器を架ける横板」を意味する漢語{業 /*ng(r)ap/}を表す字。のち仮借して「わざ」を意味する漢語{業 /*ng(r)ap/}に用いる。
- ↑ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、534頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、105-106頁。
- わざ
- なりわい。
- (ギョウ 法律 「業として」の形で)対価を得る目的で、反復的・継続的に行う行為。
- 類義語:業務上;但し、「対価を得る目的で」の意は薄れる。
- 何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。(労働基準法第6条)
- (ゴウ 仏教)仏語。人間の身・口・意によって行われる善悪の行為。行為。所作。カルマの訳。業から逃れることを解脱という。
- (ゴウ)前世の行為によって受ける報い。
- (ゴウ)不合理であることはわかりつつも、行ってしまうふるまい。
- 思えばこの屋敷は化物屋敷に違いない、この神尾主膳と、あの藤原の娘のお銀とが落ち合って、睨み合っているのさえ空怖ろしい悪戯であるのに、業の尽きない机竜之助という盲目が、あれが難物じゃ。(中里介山 『大菩薩峠 黒業白業の巻』)
- 産業を分類する際に用いる接尾語。
業 *
- 中国人の姓のひとつ。
業 *
業 *
- 事業。
- 業、カルマ。
字典掲載
康熙字典
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541ページ, 5文字目
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諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)
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15170
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新潮日本語漢字辞典 (2008)
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5235
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角川大字源 (1992)
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4334
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講談社新大字典 (1993)
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7244
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大漢語林 (1992)
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5279
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三星漢韓大辞典 (1988)
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928ページ, 14文字目
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漢語大字典 (1986-1989)
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2巻, 1247ページ, 7文字目
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