出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字[編集]

字源[編集]

小篆

流伝の古文字
説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義[編集]

  1. にがい
    1. にがな。多年生キク植物苦菜
    2. にがみ。にがい
    3. にがにがしい不快な。例:日本語の、苦笑苦情
  2. くるしい
    1. くるしみ。くるしいこと。くるしむこと。
    2. くるしむ。くるしめる。
  3. 〔仏教用語〕サンスクリット duḥkha、パーリ語 dukkha の意訳。一般的には 2.1の意とする。例:三苦。苦空(仏教のこと。詩語)。
    • 原語の意味は「思いどおりにならない」。「苦痛」、「苦悩」にする意味は、本来はない。
  4. きびしいはげしいひどい。はなはだ。例:苦寒苦熱
  5. あらい)。
  6. 月光さえる

語源[編集]

  1. James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman University of California Press, 2003, p. 20, 24, 162, 164, 167, 170, 172, 176, 451。
    Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 337。
    Jacques, Guillaume. Esquisse de phonologie et de morphologie historique du Tangoute, Brill, 2014, p. 107。

日本語[編集]

発音(?)[編集]

名詞[編集]

  1. (ク)苦しいこと、辛いこと

熟語[編集]

成句[編集]

中国語[編集]

*

形容詞[編集]

  1. くるしい。
  2. にがい。

動詞[編集]

  1. くるしめる。
  2. 苦労させる。

副詞[編集]

  1. 懸命に。

熟語[編集]

朝鮮語[編集]

*

名詞[編集]

  1. 苦しみ

熟語[編集]

ベトナム語[編集]

*

形容詞[編集]

  1. 苦しい

コード等[編集]

点字[編集]