朝
ナビゲーションに移動
検索に移動
漢字
[編集]朝
字源
[編集]「朝」には今日伝わっている文字(下記2.)とは別に、甲骨文字にも便宜的に「朝」と隷定される文字(下記1.)が存在する。
- 会意文字。「艸」(草)+「日」(太陽)+「月」から構成され、月がまだ出ている間に太陽が昇る明け方の様子を象る[字源 1]。「あさ」を意味する漢語{朝 /*traw/}を表す字。この文字は西周の時代に使われなくなり、後世には伝わっていない。
- 形声。「川」(または「水」)+音符「𠦝 /*TAW/」(1.の文字の略体)[字源 2]。「しお」を意味する漢語{潮 /*draw/}を表す字。のち仮借して「あさ」を意味する漢語{朝 /*traw/}に用いる。今日使われている「朝」という漢字は1.の文字ではなくこちらに由来する。
音
[編集]中古音 | 現代中国語 | 日本語 | 朝鮮語 | ベトナム語 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
三十六字母 | 中古音の四声 | 『広韻』 | 『平水韻』 | 普通話 | 漢音 | 呉音 | 朝鮮漢字音 | 漢越語 | |
A | 知母 | 平声 | 宵韻 | 蕭韻 | zhāo | テウ | 조 | ||
B | 澄母 | 平声 | 宵韻 | 蕭韻 | cháo | テウ | (デウ) | triều |
(括弧内は殆ど使われない字音。なおAとBとで反切が区別されるので同じ平声でも分けて表した。)
意義
[編集]A: 名詞
[編集]B: 名詞
[編集]- (あさ、家臣が参内することから)皇帝又は国王の政庁。朝廷。
- (語義1より)ある皇帝又は国王の一族による統治時期。王朝。
- (語義1より)(国体にかかわらず、公務等を帯びた者にとっての)本国。 (以下の熟語のみか?)
- 「朝鮮」の略。
B: 動詞
[編集]日本語
[編集]発音
[編集]造語成分
[編集]翻訳
[編集]
あさ — 「あさ#翻訳」を参照のこと
熟語
[編集]語義1系
[編集]語義2系
[編集]語義3系
[編集]名詞
[編集]- あさ。
備考
[編集]中国語
[編集]- ローマ字表記
動詞
[編集]cháo
- 向く。
介詞
[編集]cháo
- ~に向かって。
人名
[編集]Cháo
- 中国人の姓の一つ。
熟語
[編集]朝鮮語
[編集]- ハングル: 조
- 音訓読み: 아침 조
- 文化観光部2000年式: jo
- マッキューン=ライシャワー式: cho
- イェール式: co
熟語
[編集]- 조선 (joseon) <朝鮮>
ベトナム語
[編集]- ローマ字表記
熟語
[編集]- Triều Tiên <朝鮮>
コード等
[編集]- Unicode
- 16進: 671D
朝
- 10進: 26397
朝
- 16進: 671D
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- 四角号碼 : 47420
- 倉頡入力法 : 十十月 (JJB)