羊腸

羊肠 も参照。

日本語

この単語の漢字
羊	腸
よう 第三学年	ちょう 第六学年
音読み	音読み

発音

• (東京式) よーちょー [yòóchóó] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [jo̞ːt͡ɕo̞ː]
• (京阪式) よーちょー

名詞

羊腸 (ようちょう)

1. 羊（ひつじ）の腸。乾燥させたものが弦楽器の弦やテニス用ラケットの網の材料とされてきた。
2. 羊の腸のように曲がりくねっていること。幾重にも屈曲していること。主に山道について用いる。
   • 丁度三日目の朝のこと、僕たちは山荘を一緒に出て、羊腸の小径（こみち）を湖岸へ抜け、そこで右へ行き、小瀬川を少し川上へ歩いたところで釣を始めました。（海野十三『密林荘事件』）

類義語

（語義2）

• 九折（きゅうせつ）、つづらおり

翻訳

• 英語: gut ^(en)

形容動詞

1. 羊の腸のように曲がりくねっているさま。
   • かれ等が高原の草原から羊腸とした坂路（さかみち）にかかる時には、それでも雨は晴れて、白い或は灰色の雲が渦まくように峯から峯へと湧き上っていた。（田山花袋『帰国』）

活用と結合例

羊腸 形容動詞活用表（日本語の活用）

タルト活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
羊腸	(無し)	と	(無し)	たる	(無し)	(無し)

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
自動詞化	羊腸とする	連用形 + する
名詞化	羊腸たること	連体形 + こと