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関係

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

关系 および 關係 も参照。

日本語

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この単語の漢字
かん
第四学年
けい
第三学年
音読み 音読み

名詞

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(かんけい)

  1. (サ変)ある物事の物事に繫がっていること。関わりがあること。関連すること。
    • 道徳的という場合、それは物にでなく人間に、客体にでなく主体に、関係している。技術的行為について徳が問題にされる場合においても、それは主体或いは人間に関係して問題にされるのである。(中略)しかしながら他方、いかなる人間の行為も物に関係している。(三木清『哲学入門』)
  2. 物事の繫がりや関わり。その様態。
    • 相関関係補色関係
    • ちょっと見ただけではまるで関係のないような事がらが、原理の上からはお互いによく似たものに見えるという一つの例に、雷をあげてみたのです。(寺田寅彦『茶わんの湯』)
  3. (サ変)くわわること。関与すること。
    • 自分の関係している某研究所で時々各員の研究の結果を発表するための講演会が開かれる。(寺田寅彦『映画と生理』)
    • 住所が分らなくなったばかりでなく、年賀状も来なくなりましたので、どうしたのかと思っておりますと、この頃の人の噂に、その青年は深刻な左傾運動に関係して外国に放逐されたとの事で私は余りの事に茫然となった事でした。(夢野久作『能とは何か』)
  4. (サ変)影響すること。波及すること。
    • 少しの過ちがあっても許さない、すぐ命に関係してくる。そうでしょう、昔の人は何ぞと云うと腹を切って申訳をしたのは諸君も御承知である。(夏目漱石『文芸と道徳』)
  5. 理由原因となること。つながり事情
    • 第二艦隊を率いて、ロシアのウラジオ艦隊と対抗したが、速力と濃霧の関係で、なかなか捕まえられず、逆に常陸丸を撃沈されたりして、留守宅に石を投げこまれた、あの上村提督である。(野村胡堂『胡堂百話』)
    • その頃、私は目白に住んでいた。女房が、日本女子大学に勤めていた関係で、あの高台にいたのだが、近くに役人の家があった。(野村胡堂『胡堂百話』)
  6. と人、また集団と集団の繋がり方。間柄
    • 対人関係。家族関係。国際関係。外交関係
    • 親しい関係。険悪な関係
    • 関係を築く。関係を深める。関係を断つ。
  7. 関連することがらや人など。方面領域
    • 一体、私のところへ来る手紙は、本名と、胡堂と、あらえびすと、三種類ある。長一と書いてくるのは、キリスト教関係か、銭形平次など読みそうもない人たちである。胡堂は最も普通で、全体の九〇パーセント。あらえびすは、音楽とレコードの関係で、八パーセントくらいだろう。(野村胡堂『胡堂百話』)
  8. (サ変)性的交わり
    • 男が或る女と関係して、嫌になって捨てる。女が妊娠しても男は責任を負わない。(宮本百合子『ソヴェトに於ける「恋愛の自由」に就て』)
  9. (数学) 集合について、それらの直積集合の部分集合。このような部分集合 RA1 × A2 × ... × An に対して、a1A1, a2A2, ... anAn が (a1, a2, ... an) ∈ R であるとき (a1, a2, ... an) には R で定義される関係があり、(a1, a2, ... an) ∉ R であるとき (a1, a2, ... an) には R で定義される関係がない。

発音

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複合語

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翻訳

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動詞

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活用

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