出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字[編集]

字源[編集]

  • 「枼」の下側を省略した異体字。「枼」は葉のついた樹木の象形文字で、「」「はっぱ」を意味する漢語 /*lap/}を表す字。のち仮借して「世代」を意味する漢語{ /*hlaps/}に用いる。[字源 1]
    • 説文解字』では、孔子の「三十年を一世とする」という発言を引用してこの字を「」を三つ重ねた文字としているが、甲骨文字金文を見ればわかるように「十」や、「十」を三つ重ねた文字である「」とは関係がない。また、金文の形が類似する「」を音符とする説もあるが、声母と韻部の違いが示すように誤った分析である。

金文

小篆

流伝の古文字
西周

説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、119頁。
    劉釗 『古文字構形学』 福建人民出版社、2006年、121頁。

意義[編集]

  1. 親から引き継ぎ、自分の子へ継ぐまでの時代
  2. 時代。
  3. 人の社会

日本語[編集]

発音[編集]

名詞[編集]

  1. (よ)社会
  2. (「よ」多くは尊称をつけ「みよ」)ある統治者、特に日本においては天皇統治期間。

接尾辞[編集]

  1. (せい) (地質学) 地質年代区分の単位。

熟語[編集]


中国語[編集]

*

人名[編集]

  1. 中国人ののひとつ。

熟語[編集]


朝鮮語[編集]

*

接尾辞[編集]

  1. (地質学) 世。

熟語[編集]


ベトナム語[編集]

*

名詞[編集]

  1. (複合語で)世代

コード等[編集]