なり

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日本語[編集]

名詞:形[編集]

なり

  1. 姿形
    なりはでかいが、まだまだ子供だ。
  2. 服装身なり
    その女は大層見窄らしいなりをしてゐましたが、非常に美しい、涼しい眼を持つた女でした。(芥川龍之介 『三つの指環』)
  3. (前置する語を受けて)その状態ないし状況
    小さくても姿勢の整ったのは、小さいなりにいいものです。(上村松園 『絵筆に描き残す亡びゆく美しさ』)

名詞:成り[編集]

なりり】

  1. 将棋成ること。

名詞:鳴り[編集]

なりり】

  1. 鳴ること。立てること。

関連語[編集]

同音異義語[編集]

なり

古典日本語[編集]

語源: 定義1[編集]

ありが約まったもの

助動詞: 定義1[編集]

  1. 断定を表す。である
    情けは人の為なら
  2. ~にある、~にいる
    天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも(阿倍仲麻呂
  3. 続柄を表す。
    なる人にのたまひ。(源氏物語帚木
  4. 状態性質を表す。
    三寸ばかりなる人、いとうつくしうたり。(竹取物語
  5. (近世の用法)~という

活用: 定義1[編集]

連体形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
なら なり なり なる なれ なれ

語源: 定義2[編集]

未詳。定義1とは異なる可能性が高い。

助動詞: 定義2[編集]

  1. 推定する意味を表す。~のようだ。~らしい。~だそうだ。~ということだ。
    男もなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。(土佐日記

活用: 定義2[編集]

終止形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
なり なり なる なれ