出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字[編集]

字源[編集]

  • 形声。「」+音符「 /*TENG/」。「しろ」を意味する漢語{ /*deng/}を表す字。

金文

簡帛文字

小篆

流伝の古文字
西周

戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義[編集]

  1. しろ。戦時における防御のための建築物。
    • 漢字の原義としては城壁(典型は万里の長城)、又は城壁に囲まれた都市を意味する。日本で言う「しろ」「き」、即ち囲まれた内側の中心となる基地居館に相当する語には、「」「」「」「」等の字が充てられる。

日本語[編集]

発音[編集]

熟語[編集]

名詞[編集]

  1. しろ)戦時における防御のための建築物で、平時には世襲の統治者の居館として利用される建築物。
  2. とりで前線基地兵站としての、盛りや建築物。

翻訳[編集]

しろ — 「しろ#翻訳」を参照のこと
とりで — 「とりで#翻訳」を参照のこと

接尾辞[編集]

  1. (地名 + じょう) しろ。

中国語[編集]

*

名詞[編集]

  1. 城壁。(量詞:
  2. 都市都会

熟語[編集]


朝鮮語[編集]

*

名詞[編集]

  1. しろ城塞

熟語[編集]


ベトナム語[編集]

*

名詞[編集]

  1. とりで
  2. 都市

コード等[編集]

点字[編集]


脚注[編集]

  1. の国は山河さんが襟帯きんたいにして、自然おのづからに城をなす。形勝に因りて、新号を制すべし。宜しく山背国を改めて、山城国と為すべし。また子来しらいの民、謳歌おうかともがら異口同辞いくどうじし、号して平安京とふ。『日本後紀卷第三日本紀略佚文