は
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日本語
[編集]発音
[編集]- ha
- wa - 助詞の場合、歴史的仮名遣いの一部(語中・語尾の場合)
名詞:歯
[編集]は【歯】
発音:歯
[編集]語源:歯
[編集]熟語:歯
[編集]- 派生語 糸切り歯、いれば、奥歯、御歯黒、かりば、牙、さしば、しらは、歯医者、はかけ、はがた、はがため、はがみ、はがゆい、はぎしり、はぎれ、はぐき、はくそ、歯車、はごたえ、はざわり、はどめ、はなし、はなみ、はならび、はぬけ、歯ブラシ、はみがき、はむかう、前歯、みそっぱ、むしば
翻訳: 歯
[編集]歯 語義1
- アイスランド語: tönn
- アラビア語: سِنّ (sinn) 女性, أسْنَان (’asnáːn) 複数
- アラム語: (シリア文字) ܫܢܐ (shinā, shino) 女性、(ヘブル文字) שנא (shinā, shino) 女性
- アルバニア語: dhëmb
- アルメニア語: ատամ (atam)
- イタリア語: dente (it) 男性
- イディッシュ語: צאָן (tson) 男性, ציין (tseyn) 複数, ציינער (tseyner) 複数
- インターリングア: dente
- インドネシア語: gigi
- ウェールズ語: dant
- ウクライナ語: зуб (zub) 男性, зуби (zúby) 複数
- 英語: tooth (en) (複数: teeth)
- 古英語: tōþ
- エストニア語: hammas
- エスペラント: dentaro
- オジブウェー語: -bid, -bidan 複数、 inalienable
- オランダ語: tand 男性
- カタルーニャ語: dant 男性
- ガロ語: ওয়াগাম (wa-gam)
- キクユ語: igego (ki)
- ギリシア語: δόντι (dónti) 中性, οδούς (odoús) 男性
- グアラニ語: ãi (t-)
- グジャラート語: દાંત (dāṁt)
- クメール語: ធ្មេញ (t’mēiñ)
- クリミア・タタール語: tiş
- グルジア語: კბილი (kbili), კბილები (kbilebi) 複数
- クルド語: دان (dan), دگان
- ケチュア語: kiru
- サモア語: nifo
- サンスクリット: दन्त (sa) (danta-) 男性, दशन (sa) (daśana-) 男性
- スウェーデン語: tand 通性
- スコットランド・ゲール語: fiacal
- スペイン語: diente (es) 男性
- スロヴァキア語: zub (sk) 男性 (複数: zuby)
- スロヴェニア語: zob (sl) 男性
- スワヒリ語: jino 単数, meno 複数 (noun 5/6)
- スンダ語: huntu
- セルビア・クロアチア語:
- タイ語: กราม (graam), ฟันกราม (fan graam), ทันต์ (than dtà, 正式); ฟัน (fan)
- タガログ語: ngipin
- チェコ語: zub 男性
- 中国語: 牙齿, 牙齒 (yáchǐ)
- 朝鮮語: 이 (ko) (i), 이빨 (ko) (i.ppal)
- ツォツィル語: eal
- テルグ語: పన్ను (pannu)
- デンマーク語: tand 通性, tænder 複数
- ドイツ語: Zahn (de) 男性 (複数: Zähne)
- トゥピナンバ語: ãîa (t-)
- トク・ピシン: tis
- トルコ語: diş, dişler 複数
- ナワトル語: tlantli
- 西フリジア語: tosk
- ノルウェー語: tann 通性
- バスク語: hortz
- ハンガリー語: fog
- パンジャブ語: ਦੰਦ
- ビルマ語: သွား (my) (svāʺ)
- ヒンディー語: दांत (dāṁt) 男性
- フィンランド語: hammas
- フランス語: dent * 男性
- ブルガリア語: зъб (bg) 男性 (zăb) (複数: зъби (zăbi))
- ブルトン語: dant 男性, dent 複数
- ベトナム語: răng
- ヘブライ語: שן (shén) 女性
- ペルシア語: دندان (dandân)
- ベンガル語: দাঁত (bn) (dān̐ta), দন্ত (bn) (danta), দশন (bn) (daśana), রদ (bn) (rada), দংষ্ট্র (bn) (daṃshṭra)
- ポーランド語: ząb (pl) 男性 (複数: zęby)
- ボスニア語: zub (bs) 男性
- ポルトガル語: dente 男性
- マオリ語: niho
- マサイ語: olalai 男性
- マラヤーラム語: പല്ല്, ദന്തം, യന്ത്രപ്പല്ല്
- モン語: ၚေက် (mnw) (ṅek)
- モンゴル語: шүд (šüd)
- ラテン語: dens * 男性
- ラトヴィア語: zobs (lv) 男性
- リトアニア語: dantìs (lt) 男性
- ルーマニア語: dinte (ro) 男性
- ロシア語: зуб (ru) 男性 (zub) (複数: зу́бы (zúby))
- ロヒンギャ語: dat
- ロマ語: dand
参照
[編集]名詞:葉
[編集]は【葉】
翻訳:葉
[編集]葉 語義1
- アイスランド語: lauf, laufblað
- アフリカーンス語: blaar
- アラビア語: وَرَقَةٌ (wáraqa) 女性, أوْرَاق (’auráːq) 複数
- アルバニア語: gjethe f pl
- イタリア語: foglia (it) 女性
- インドネシア語: daun (id)
- 英語: leaf (en) (複数: leaves); (針葉樹の) needle (en)
- オジブウェー語: aniibiishibag 単数, aniibiishibagoon 複数, aniibiish 単数, aniibiishan 複数
- オランダ語: blad 中性, lover 中性
- カタルーニャ語: fulla 女性
- キクユ語: ithangũ (ki);(バショウ科植物の)icoya (ki)
- ギリシア語: φύλλον (fýllon) 中性
- サンスクリット: पत्र (sa) 中性 (patra-), पर्ण (sa) 中性 (parṇa-)
- スウェーデン語: löv 中性, blad 中性
- スペイン語: hoja (es) 女性
- スロヴェニア語: list (sl) 男性
- スワヒリ語: jani, majani pl (noun 5/6), msahafu, misahafu pl (noun 3/4)
- セルビア・クロアチア語:
- タイ語: ใบ (bai), ใบไม้ (bai māāi)
- タガログ語: dahon
- タミル語: இலை (ta) (ilai)
- チェコ語: list (cs) 男性
- 中国語: 叶 (yè), 叶子 (yèzi)
- 朝鮮語: 잎 (ko) (ip)
- テルグ語: ఆకు (aaku)
- ドイツ語: Blatt (de) 中性 (複数: Blätter)
- トルコ語: yaprak
- ハワイ語: lau
- ハンガリー語: levél, falevél
- ビルマ語: အရွက် (my) (ʼarvakʻ), ဖက် (my) (phakʻ)
- ヒンディー語: पत्ता (hi) 男性 (pattā)
- フィジー語: drau
- フィンランド語: lehti
- フランス語: feuille 女性
- ブルガリア語: лист (bg) 男性 (list)
- ヘブライ語: עלה (’aleh) 男性
- ベンガル語: পাতা (bn) (pātā), পত্র (bn) (patra), পর্ণ (bn) (parṇa)
- ポーランド語: liść (pl) 男性;(単子葉類の)źdźbło (pl) 中性;(針葉樹の)igła (pl) 女性
- ボスニア語: list (bs) 男性, liska (bs) 女性
- ポルトガル語: folha 女性
- マオリ語: rau
- マレー語: daun (ms)
- モン語: သၠ (mnw) (sla)
- ラテン語: folium (la) 中性, frōns (la) 女性
- ラトヴィア語: lapa (lv) 女性
- リトアニア語: lãpas (lt) 男性;(針葉樹の)spyglỹs (lt) 男性
- ルーマニア語: frunză 女性
- ロシア語: лист (ru) 男性 (list) (複数: ли́стья (líst’ja))
名詞:刃
[編集]は【刃】
複合語・成句
[編集]翻訳
[編集]名詞:羽
[編集]は【羽】
- はね。
複合語・成句
[編集]名詞:端
[編集]は【端】
- はし。
複合語・成句
[編集]助詞
[編集]は
- (副助詞、一部に係助詞とする立場もある)主題を示す。文が何について(のみ)語っているか、あるいは何かとの対比を示す。
- 昔あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りにいきました。 — 既出の人物であることを示している。
- 象は鼻が長い。 — 象について説明している。
- 今日は学校へ行った。 - 「今日、学校へ行った」よりも行く日と行かない日があることを明示している。
- テレビはよく見る。 - 対象をテレビに限定する。映画を見ないのかもしれない。
- 妻には話すべきだ。- 最低限話す相手を示している。
- 家では騒がしいがそとではおとなしい。 — 家でのふるまいとそとでのふるまいの対比を示している。
- これからは真面目にやります。- 以前はそうでなかったことを示している。
- 五時までは仕事をする。- 五時以降は別のことをする予定であることを示している。
- 全部できた人は途中退席してかまいません。- できていない人との対比を示すとともに、条件的なニュアンスを含んでいる。
- 理解できる話ではある。- 理解はしているがそれ以上ではないことを示している。例えば同意できないなど。
- すぐには理解できない。-「すぐに理解できない」よりもそのうち理解できることを示している。
- こうなるとは思わなかった。- 現状とは別の予想・思惑があったことを示している。
- 前の文を受けて、新しい主題について同じことを尋ねる。
- 「太郎は来たよ。」「次郎は?」 — 次郎も来たかを尋ねている。
- 「品質は問題ない。」「価格は?」 — 価格も問題ないかを尋ねている。
- 提示された話題を受け、そのことへの感想や評価を示す。詠嘆のニュアンスを含み、「は」を含む文節を強調して発音されることが多い。
- 「世界新記録達成だって」「それはすごい」
- 「交通機関が麻痺して自宅まで三時間歩いたよ」「三時間は大変だったね」
- 「合格しました」「それはおめでとう」
- 「お茶どうぞ」「これはどうも」
- 否定の語気を強める。
- そんな話は知らない。
- その日公園に行ってはいません。
- だの連用形でに付いて、否定されるものを示す。主題と同じであるが、名詞文の場合、現在ではほぼ義務化しており、無いほうが不自然である。口語ではじゃになる。
- 学生ではありません。 — 名詞の場合、ははほぼ必ず付く。
- その歌手は有名ではない。 — 形容動詞の場合、はが無いこともある。
- 部分否定を表す。
- 全員の名前は覚えていない。
- 出された料理全部は食べなかった。
- 少なくとも満たす基準を示す。主題の場合と異なり、はを取り除くと論理的意味が異なる。
- 70点は取った。 — 少なくとも70点を取った。もっと取った可能性がある。
- 8時には帰れる。 — 遅くとも8時に帰れる。もっと早く帰れる可能性がある。
- 少しは本でも読もうか。
- ときどきは電話しろ。たまには帰って来い。
- 否定文で、その数値や程度まで到達しないことを示す。も、もは、までは。
- 千円はしない。
- そこまで行くのに1時間はかからない。
- それほどは大きくない。
- 総称的な主題を提示し、その中で特定のすぐれたものや好ましいもの、重要なものなどを述部で示す。
- スポーツはサッカーが好きです。
- 戦後日本の産業はなんと言っても自動車だ。
- サンマは目黒に限る。
- 春はあけぼの。
- 花は桜木、人は武士。
- 結婚生活は忍の一字。
- 研究は根性と体力だ。
- 大きい地名とそこに含まれる小さい地名の間や、長い時代とそこに含まれる短い時代の間に用いる。現在では、のを用いるか、何も挟まないことが多い。
- 東京は神田の生まれ。
- 江戸は元禄のころより続く老舗。
- 接続助詞のて、でについて、好ましくない内容の仮定・条件を表す。
- そんなことをされてはたまらない。
- そこへ行ってはいけない。
- あってはならないことだ。
- いまさらこんなことを言っては恐縮だが、他に方法があったのではないか。
- 接続助詞のて、でについて、繰り返しを表す。
- 寄せては返す波の音。
- 少し読んでは考え、また読んでは考えた。
- 「によって」「次第で」について、状況や方法が特定のものに限定されることを強調する。仮定や可能性のニュアンスをともなう。
- やりかたによってはうまくいくかもしれない。
- 病状次第では入院することになるだろう。
- 名詞や格助詞の「で」、接続助詞の「て/で」につき、あとにしばしば「どうか」などの語をともなって、提案を表す。
- 「何を飲もうか」「ワインは(どう)?」
- 本人に聞いてみては(どうか)。
- 人や物について、見当たらないため探しているといった意味を表す。
- 「あれ、ここにおいてあったノートは(どこ)?」
- 「おい、山田は? 帰っちゃったのか」。
- (AはA)多少の違いはあるだろうが、結局は同じだ。一応はそうである。無条件にそうである。用言の場合はもの、こと、のなどが付く。
- 大義があろうとなかろうと、戦争は戦争だ。
- 安くても、美味しいものは美味しい。
- また壊れるかもしれないが、直すだけは直しといた。
- (AはA)譲歩して、その点は認める。用言の場合はもの、こと、のなどが付く。
- 戦争は戦争だが、大義がある。
- 美味しいことは美味しいが、あまりに高い。
- 読むには読んだが、よく理解できなかった。
- (AはA)無条件にそうである。ゆるがせにできないことである。
- だめなものはだめだ。問答無用。
- ならぬことはならぬものです。掟は掟です。
- (AはA、BはB)AとBとで異なる、別の立場で。
- それはそれ、これはこれだ。
- 親は親、子は子で、それぞれ気ままに暮らしている。
- (AはAで)その立場で。としても。
- 先生は先生でいろいろと大変なんですね。
- 私は私でしたいようにやるし、君は君でやっていけばいいだろう。
- (AはAとして)それはともかく。それは別に考慮して。
- それはそれとして、さっきの話に戻ろう。
- (「AはAだから、なので、だし」などの形で)Aについての特定の事情が理由で。こういうAだから。
- 子供はぐずるし、天気は天気だし、早めに帰るとするか。(=天気が悪いのもあるし)
- 列挙を表す。
- ここに来れば飯は食える酒は飲める、もう最高。(=飯も食える酒も飲める)
用法:助詞
[編集]他の助詞と結びつく場合、必ずはが後置する。ただしがとをにつくことはできず、この場合、単独のはで代用する。格助詞ののと結びつくことはできない。
発音:助詞
[編集]語源:助詞
[編集]上代では主に「はや」「はも」の形で文末にくる助詞の一種であった(現在の終助詞わの源流)。倒置法により文中に入るようになり、現在の形に定着した。逆に文中の「は」が文末にきて終助詞になったという説もある。
派生語:助詞
[編集]関連語:助詞
[編集]翻訳:助詞
[編集]主題を示す
新しい主題について同じことを尋ねる
感動詞
[編集]は
- 受け答えるときに出る言葉
- は、何でしょう
- 笑い声を表す
- ははは、面白い
関連語句:感動詞
[編集]副詞
[編集]は
- (方言) もう。
古典日本語
[編集]助詞
[編集]係助詞
[編集]は
- (体言、用言の連体形と連用形、助詞などに付いて)主題、題目を示す。~は。
- 10世紀末〜11世紀初め、清少納言「枕草紙」[1]
- 春は曙、やうやう白くなりゆく[…]
- 春は明け方頃(がよいものだ)。だんだんと白くなっていく[…]
- 春は曙、やうやう白くなりゆく[…]
- 10世紀末〜11世紀初め、清少納言「枕草紙」[1]
- (体言、用言の連体形と連用形、助詞などに付いて)2つ以上の事柄を対比させて示す。~は。~の方は。
- (形容詞型活用語の連用形、打消しの助動詞「ず」の連用形に付いて)順接の仮定条件を示す。~ならば。~たら。
終助詞
[編集]は
- (体言、活用語の連体形などに付いて)感動、詠嘆の意を表す。~ぞ。~よ。
- 10世紀末〜11世紀初め、清少納言「枕草紙」[2]
- 「さてその文は殿上人皆見てしは」とのたまへば
- 「さて、その手紙は、殿上人の皆が見てしまったことぞ」とおっしゃるので
- 「さてその文は殿上人皆見てしは」とのたまへば
- 10世紀末〜11世紀初め、清少納言「枕草紙」[2]
コード等
[編集]註
[編集]- ↑ 「國文大觀第九編日記草子部」板倉屋書房、1903年 https://ja.wikisource.org/wiki/Page:Kokubun_taikan_09_part1.djvu/174
- ↑ 「國文大觀第九編日記草子部」板倉屋書房、1903年 https://ja.wikisource.org/wiki/Page:Kokubun_taikan_09_part1.djvu/282