タンチョウ
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日本語
[編集]名詞
[編集]タンチョウ【丹頂】
- 《分類学》ツル目(wp)ツル科ツル属の1種に分類される鳥。東アジア(wp)北部からロシア南東部にかけての湿原・湖沼・河川に分布。日本では、近世(wp)までは広範囲に多数生息していたが、現在では北海道釧路地方に少数が繁殖するのみとなっている。全長140cm前後、翼開張(wp)240cm前後。皮膚の裸出した頭頂は赤く、体は全体に白いが、眼の周りと頸は黒い。また、風切羽(wp)が黒いので、尾も黒いように見える。雑食性。学名:Grus japonensis。漢字表記:丹頂。他の和名とその漢字表記:タンチョウヅル(丹頂鶴)。
- 《一般認識》(※表記に規定なし) 語義1の鳥の、分類学に依らない古来の日本語名称。東アジアでは古くから神聖視され、瑞鳥(wp)とされる。道教(wp)では仙道(wp)と結び付けられ、長寿の象徴とされる(日本にも伝播)。古来、中国や日本で単に鶴といった場合、多くはこの鳥を指すが、近代になってもなお鸛などと混同されていた(特に美術分野では顕著で、例えば、松林を生活の場として好む鸛が丹頂と同一視された結果、丹頂と松の組み合わせは定番モチーフとなった)。
- 《季語》(丹頂:※仮名表記はしない) 語義2・3の鳥を指す、冬の季語(三冬の季語)。分類は動物。
翻訳
[編集]- イタリア語 : gru della Manciuria (it)
- 英語 : red-crowned crane (en), Japanese crane (en), Manchurian crane (en)
- オランダ語 : Chinese kraanvogel (nl)
- スペイン語 : grulla de Manchuria (es)
- 中国語 : 丹顶鹤 (zh)/丹頂鶴 (zh)
- ドイツ語 : Mandschurenkranich (de), Rotkronenkranich (de)
- フランス語 : grue du Japon (fr) 女性
- ポルトガル語 : grou da Manchúria (pt), grou Japonês (pt)