さす

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日本語[編集]

名詞・造語成分[編集]

  1. (古)焼畑(wp)。一部の地名中に残るのみ。

動詞:原義[編集]

さす

  1. 細長いもので物を貫く。

活用[編集]

動詞:刺す[編集]

さすす】

  1. (「」、「」とも) とがっいるものつらぬようく。
  2. (「」とも) むしたりはりそそだりする
  3. 故意きずよう刃物はもの相手あいてく。
  4. はり使ってう。
  5. 鳥黐とりもちとりつかまえる。
  6. (「」とも) 船を動かすために棹で水底をつく。転じて櫓を使って船をこぐ。
  7. 野球走者ボールつけタッチアウトする
  8. 感覚器官刺激あたえる
関連語[編集]

自動詞形:ささる

翻訳[編集]
語義4:縫う — 「ぬう#翻訳」を参照のこと
参照[編集]

語義4:

動詞:指す[編集]

さすす, す】

  1. はりゆびなどで示す
  2. その方向をめざす。
  3. 指名指摘指定をする。
  4. 密告する。
  5. を、ある方向へ動かす。また、さかずきをすすめる。
  6. 将棋をする。
  7. 結ぶ。また、を作る。
  8. 長さ測る

動詞:差す[編集]

  1. しお満ちる
    • 潮が差す。
  2. (「挿す」とも)色など、見えなかった物があらわれる
  3. (「射す」とも)届く
    • 朝日が差す(射す)。
  4. じる。入り込む起こる
  5. 咎める
    • 気が差す。
  6. 液体しみこむ
  7. ねつが上がる。
    • 熱が差す。
  8. 草木伸びる
  9. 競馬などで、前を行く馬などを追い越す。

動詞:挿す[編集]

  1. 細いを物の入れる
  2. (「差す」とも)刀剣おびはさむ
  3. 頭髪に入れとめる
  4. さし木をする。また、生花をする。

動詞:注す[編集]

(「差す」とも書く)

  1. 注ぎ込む。
    • 水を注す。
  2. 加える。
  3. (「点す」とも)着色する。
関連語[編集]

動詞:点す[編集]

  1. をつける。
  2. (「注す」「差す」とも)少し垂らす。
    • 目薬を点す(注す)(差す)。

動詞:捺す[編集]

  1. 捺印する。

動詞:鎖す[編集]

  1. などをしめる。

連語:方言[編集]

  1. 西日本中心に)させる。(動詞するの未然形+助動詞

活用[編集]

助動詞:さす[編集]

  1. 西日本中心に)させる
    • 食べさす。(食べさせる。)

用法[編集]

未然形の内、終音がア段以外のものに接続する。他は「」が接続する。

活用[編集]

未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用型
ささ さし さす さす させ させ 動詞五段活用型

類義語[編集]

接尾辞:止す[編集]

  1. 途中やめる。~し残す。(動詞連用形に付き、五段活用動詞になる)
    • 食べ止し。

同音異義語[編集]

さす


古典日本語[編集]

助動詞[編集]

さす(古形:しむ

  • 接続:上一段・下一段活用、上二段・下二段活用、カ行・サ行変格活用の未然形に接続する。その他は、「」が接続する。
  1. (使役)何かを他の人にさせる意味を加える。――させる。
  2. (尊敬)尊敬語に接続して尊敬を表す。

活用: 古語: 助動詞[編集]

未然形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
させ させ さす さする さすれ させよ

関連語[編集]