さす
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日本語[編集]
名詞・造語成分[編集]
動詞:原義[編集]
さす
- 細長いもので物を貫く。
活用[編集]
活用と結合例
動詞:刺す[編集]
さす 【刺す】
- (「差す」、「挿す」とも) とがっているものを、貫くように突く。
- (「螫す」とも) 虫が血を吸ったり、毒を針で注いだりする。
- 故意に傷付けようと刃物で相手を突く。
- 針を使って縫う。
- 鳥黐で鳥を捕まえる。
- (「差す」とも) 船を動かすために棹で水底をつく。転じて櫓を使って船をこぐ。
- 《野球》 走者にボールをつけタッチアウトにする。
- 感覚器官に刺激をあたえる。
関連語[編集]
自動詞形:ささる
翻訳[編集]
語義2:虫が毒針を使う; 虫が咬む「かむ」も参照。
語義4:縫う — 「ぬう#翻訳」を参照のこと
参照[編集]
語義4:
- 刺繍する
動詞:指す[編集]
動詞:差す[編集]
- 潮が満ちる。
- 潮が差す。
- (「挿す」とも)色など、見えなかった物があらわれる。
- (「射す」とも)光が届く。
- 朝日が差す(射す)。
- 生じる。入り込む。起こる。
- 気が咎める。
- 気が差す。
- 液体がしみこむ。
- 水が差す。
- 熱が上がる。
- 熱が差す。
- 草木が伸びる。
動詞:挿す[編集]
動詞:注す[編集]
(「差す」とも書く)
関連語[編集]
動詞:点す[編集]
- 火をつける。
- (「注す」「差す」とも)少し垂らす。
- 目薬を点す(注す)(差す)。
動詞:捺す[編集]
- 捺印する。
動詞:鎖す[編集]
連語:方言[編集]
活用[編集]
活用と結合例
助動詞:さす[編集]
用法[編集]
未然形の内、終音がア段以外のものに接続する。他は「す」が接続する。
活用[編集]
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | 活用型 |
---|---|---|---|---|---|---|
ささ | さし | さす | さす | させ | させ | 動詞五段活用型 |
類義語[編集]
接尾辞:止す[編集]
同音異義語[編集]
さす
古典日本語[編集]
助動詞[編集]
さす(古形:しむ)
- 接続:上一段・下一段活用、上二段・下二段活用、カ行・サ行変格活用の未然形に接続する。その他は、「す」が接続する。
- (使役)何かを他の人にさせる意味を加える。――させる。
- (尊敬)尊敬語に接続して尊敬を表す。
活用: 古語: 助動詞[編集]
- 未然形接続
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
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させ | させ | さす | さする | さすれ | させよ |