hetuku
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アイヌ語
[編集]カナ表記 ヘト゚ク/ヘツ゚ク/ヘトゥク
発音
[編集]語源
[編集]he-「頭」 + tuk「(芽が)出る」 + -u 単数 (他動詞語尾)
動詞
[編集]hetuku (複数形 hetukpa) (自動詞, 1項動詞)
- 出る。出て来る。頭を出す。顔を出す。
- ヘトゥク シㇼ コ マㇺコサンパ ヘ…… ヘロリ シㇼ コ マㇺコサンパ[2]
- hetuku sir ko mamkosanpa he... herori sir ko mamkosanpa
- 顔を出す様子はポンと浮き上がり、潜る様子はポンと沈み(しながら)
- (植物が)伸びる。生長する。生える。芽を吹く。芽が出る。
- (太陽などが)出る。射し出づる。差し始める。輝き出る。昇る。
- (人などが)生まれる
関連語
[編集]活用
[編集]人称 | 単数形 | 複数形 |
---|---|---|
一人称 | k(u)=hetuku | hetukpa=as |
二人称 | e=hetuku | eci=hetukpa |
三人称 | hetuku | hetukpa |
不定称 | hetuku=an | hetukpa=an |
出典
[編集]- ↑ 鍋澤ねぷき (1969), “16-8 ルパイェユカㇻ「ウェンクㇽ フチ イレス」(貧乏人のお婆さんに育てられた)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 鍋澤ねぷき (1969), “16-8 ルパイェユカㇻ「ウェンクㇽ フチ イレス」(貧乏人のお婆さんに育てられた)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 貝澤とぅるしの (1969), “5-2 ウエペケㇾ「スルクマッ チクペニカムイ イカオピューキ」(トリカブトとエンジュのカムイが私を助けた)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 平目よし (1969), “19-5 ウエペケㇾ「ユペッ イㇼワㇰ ウコイキ」(湧別の兄弟げんか)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 貝澤とぅるしの (1969), “4-8 カムイユカㇻ「ハンチキキ ソㇰソキヤ」(クサソテツが山にある訳)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 平賀さだも (1969), “11-1 ウエペケㇾ「ウラユシウンクㇽ」(ウラユシの人)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 貝澤とぅるしの (1969), “2-2 ウエペケㇾ「ランコ カッケマッ」(桂の木の女神)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 鍋沢元蔵 (1928), Nabesawa-1 yukar (1), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040
- ↑ 鍋沢元蔵 (1954), Nabesawa-3 yukar (2), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040
- ↑ 黒川てしめ (1969), “22-6 ウエペケㇾ「ホイヌトノ イカオピューキ」(テンの神様が助けてくれた話)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
- ↑ 黒川てしめ (1969), “22-6 ウエペケㇾ「ホイヌトノ イカオピューキ」(テンの神様が助けてくれた話)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月